ライフスタイル レビュー

【SYRINX HITOE短財布2】キャッシュレス時代のキャッシュ用財布はこれで決まりか

2019年12月3日

 

 

 

いまでは iPhone(スマホ)あるいはApple Watch があればキャッシュレス決済が可能だし、ポイントカードの類もアプリで済んでしまうものが増えているので、ホント財布がなくても済むようになってきた。

とはいえ、「支払いは現金だけ」というところでは買い物をしない。とういうわけにもいかないので、まったく財布なしで済ませるわけにはいかないのが現実。

それにキャッシュレスが進んできたから財布の中身がスリムなってきたかというとそういうわけでもなくて、どうしても持って歩きたいカードの類とかも何枚もあったりする。

 

そもそも私は、あのでっかい長財布というやつが苦手。

せめて、財布はポケットに入るコンパクトかつスリムなものにして手ぶらで出かけたいのだが。

 

そこで私は、現金で支払うところ用の財布と、キャッシュレス決済で支払うところ用の財布を分けて持ち歩いている。

そうすれば、それぞれの財布を、なんとかスリムに保てるのである。

 

さて、これまで現金で支払うところ用の財布としては【薄い財布】abrAsus アブラサス二つ折り財布 を使ってきた。この財布はなかなかの優れもので、耐久性も高く使い始めて9年目になるのだがさすがにかなり傷んできた。不満な部分もないわけではないので(レビューはこちら→究極の現金払い用の財布を求めて。:自炊自賛)別に良さそうな財布はないかと、思っていたところ見つけたのがこれ「厚い革 の 薄い財布 HITOE 短財布2 L-zip」。

 

こちらの財布は、一見よくある紙幣2つ折りサイズのL字ファスナーの財布なのであるが、細かいところに絶妙な工夫が凝らされている。

 

 

まず、外観を見て気づくのが、スライダーが2つあるダブルファスナーであるということ。スライダーが2つあるといっても、ファスナーを閉じたときにスライダー同士が接していて左右に開くタイプのもの(たとえばPORTER FREE STYLE (ポーターフリースタイル) MULTI COIN CASE)は見かけるが、2方向から開くことができるこういうタイプのファスナーは他の財布ではあまり見たことがない(少なくとも私の知る範囲では)。

このファスナーが使い勝手を良くしている。

 

次にファスナーを開いて気づくのが、コインポケットが浅いということ。

ポケットを深くすれば、収納量は増えるけれど、取り出しにくくなるし、何より、財布の厚さが増してしまう。

あえて浅くすることで格段に使いやすくなっているのだ。

コイン1個分がちょうど収まる深さになっているので、チョチョっと並べ替えてやるだけでコインが綺麗に1列に揃う。収納量は制限されるものの、しばらく使ってみると、ここに入る量でだいたい十分ことたりることがわかる。

そしてコインポケットを浅くした分の余剰のスペースをカード収納にあてている。こうすることでコインとカードが重なることがなくなり財布を薄くできるというわけだ。

気づけばなんてことはないんだけれど、誰もやらなかった。すごいと思う。天才じゃないか。褒め過ぎか?

 

 

さて、実際の使い勝手を見てみよう。

紙幣18枚、硬貨20枚、プラスチックカード(クレジットカード状のカード)4枚、薄手のカード(QUOカード状のカード)2枚、紙のスタンプカード3枚を収納した。

ちなみに普段は現金をこんなに持ち歩くことはない。

 

コインポケット側からファスナーを開けば、キャッシュでの支払いがスムーズにできる。

硬貨は20枚でももう少しいけそうな気がするが、金種によっては15枚くらいが適量かもしれない。が、これくらい入れば十分じゃないだろうか。何より取り出しやすく探しやすいため、こまめに支払いに使うことができそうなので、硬貨がそんなに貯まることもないと思う。

紙幣は、コインポケットおよびカード収納部をぐるっと包み込むように収納する。こうすれば、2つ折りの状態には違いないのだが折り目をつけずに収納することができる。

ただし、ちょっとコツが必要なので慣れないと出し入れに手間取るかもしれない(後述するが人によっては紙幣を2つ折りに畳んで収納した方が使いやすいかもしれない)。それでも18枚収納しても出し入れが困難ということはなかった。以前使っていたabrAsusの財布では、18枚だと流石にちょっといれ過ぎという感じだったのでそれと比べると余裕を感じる。

 

カード収納部分は、反対側からファスナーを開く。

スライダーを半分で止めておけばコインがこぼれることもなく、スムーズにカード類を出し入れできる。あと2枚くらいは余裕で収納できそうだ。カードサイズよりも大きめの紙のカード等は、紙幣収納部分にいれておけばいい。

 

 

紙幣を2つ折りに畳んでから収納すれば、取り出しがよりスムーズだ。この方法だとカード収納部側からも出し入れできる。

ただし、畳んでから入れる分、一手間かかるので、上述の方法とどちらを取るかは、好みによるだろう。

 

さて、これだけ収納した状態で厚みを調べて見た。

 

 

 

16mm強というところである。

abrAsusの財布では16mm弱だったので、流石にかなわない。

大きさについても、abrAsusの財布よりも一回り大きい。

とはいえ、余裕の収納力と、十分な薄さ、そして何より使いやすさ。私の「現金で支払うところ用の財布」、abrAsusの後継として、使い込んでいこうと思えるクオリティを持った財布だ。

 


厚い革 の 薄い財布 HITOE L-zip S 

 

「キャッシュレス決済で支払うところ用の財布」については下の記事で書いてます。

キャッシュレス時代のミニマムな財布を考える2

カード類とレシートをスマートに収納できれば良い。たどり着いた理想の財布がこれだ。

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