○○ペイ等の決済アプリや、ポイントカード等のアプリの登場で、現金はおろか、カードさえ持ち歩く必要がなくなってきた。
とはいっても、まだ支払いは現金というところは多いし、アプリ化できないカード類も多い。
できるだけ全ての場面に備えようとすれば、まだまだ財布の中身は減らせない。
だけど、大きな財布にしたくない。財布はポケットに収めたい。支払いのたび財布をカバンから取り出すことはしたくないのだ。
そこで、カード類だけで済む支払先用と、現金が必要な支払先用の二つの財布に分けることにしている。
そうすればそれぞれをかなりスリムにできるので、どちらもポケットに収めることができる。
現金用財布(支払いが現金のみの支払先用の財布)として、私が求めるのはまず下記が収まること。
- ふだん1日に必要になるかもしれない紙幣
- 1日に受け取るかもしれない量の硬貨
- 現金のみの支払先で使うカード類
- 1日分のレシート
そして、できるだけスリムでコンパクトであること。
これだけのことなのに、これを叶える財布にはなかなか出会えない。
スリムを謳うもののなかには小銭入れを廃したものがあるが、あれはいけない。こっちの財布からお札、お釣りはこっちの財布へって、手間取るじゃないか。
一つにスッキリ収めたい。
そんな私の願いを叶えてくれる現金用財布を求めて。3代目がこれ「HITOE® FOLD - Liscio - 小さな薄い財布」である。
これまでに使用してきた「現金用財布」を1代目から順に並べてみたのが下の写真。
1代目のabrAsus 薄い財布のレビューはこちらで↓
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究極の現金払い用の財布を求めて。
アブラサス究極の薄い財布を8年使ってみてレビュー大きな財布は持ち歩きたくない。 薄い財布として有名な(たぶん。ネットを利用していると一度は見たことがあるんじゃないかと思う)【薄い財布】abrAsus アブラサス二つ折り財布 というのを使っている。 ...
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2代目のHITOE L-zip Sのレビューはこちらで↓
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【SYRINX HITOE短財布2】キャッシュレス時代のキャッシュ用財布はこれで決まりか
いまでは iPhone(スマホ)あるいはApple Watch があればキャッシュレス決済が可能だし、ポイントカードの類もアプリで済んでしまうものが増えている ...
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3代目「小さな【薄い財布】HITOE FOLD」も、2代目のHITOE L-zip S と同じSYRINXのプロダクト。2代目をクラウドファンディングで入手した縁から、一般に販売が始まる前に先行入手させていただいた。
2代目のレビューと条件を同じにして使い勝手を比べてみた。
紙幣18枚、硬貨20枚、プラスチックカード(クレジットカード状のカード)4枚、薄手のカード(QUOカード状のカード)2枚(写真に写ってない!)、紙のスタンプカード3枚を収納してみる。
カードスロットには、公式サイトによると6枚収まることになっているので余裕がある。
通常の財布ではカードスロットに余裕があると、カードが抜け落ちる心配があるものだが、この財布の場合、カードスロットの反対側のフラップの縁をカードに引っ掛けるようになっていて、その仕組みでカードが抜け落ちることがないし、同時に財布が不用意に開いてしまうことがないようになっている。
秀逸なアイディアである。
ファスナーやスナップボタン等、金具を一切用いていないので、引っかかりが一切なく、ポケットに収めたいというニーズには理想的なデザインだ。
紙幣は折らずに挟むだけ、半分見えているので使いやすい。
コインポケットは紙幣との擦れを防ぐ小さなカバーがあるだけなので取り出しも簡単。公式サイトによると、硬貨は15枚までとなっているが20枚までなんとか収まった。これが限界だろう。
コインポケット側の厚みは23mm弱。反対側は13mm強。
公式サイトで紙幣は10枚までとなっているところをここでは18枚収納している。それでもこの厚み。圧倒的な薄さである。
そして、最後になるが、実は重大な弱点が。
紙のスタンプカードが入らない。
スタンプカードとか、紙のショップカード、会員証とか。そういうのは大抵プラスチックカードよりも少し大きい。
それで、カードスロットに入らないのだ。
紙幣と一緒に挟んでおこうと試みるも...はみ出してしまう(上の写真2つめ)。
惜しい!
私は、この財布だけでは外出できない。(>_<)
この財布にすべて収まる人にとっては完璧な財布。