生前整理

懐かしのブックマッチを公開

2020年1月27日

ブックマッチをご存知でしょうか。

マッチブック(Wikipedia)とも言います。

出会いを求めるアプリのマッチブックというのもありますがそうじゃなくて、火をつける方の...

出会いもある意味火をつけますか? それをかけたネーミングなのか?

 

話を戻してブックマッチ。

ブックマッチというのは火をつけるためのマッチの一種。

そんなの説明するまでもない、みんな知ってることでしょと思うかもしれませんが、そういうあなたはすでに古い世代なのかもしれません。

若い世代の人たちでは見たことないという人もけっこういるんじゃないか。

 

マッチを使う機会って、今ではほとんどなくなりましたからね。

昭和世代の感覚では一昔前までは、かまどに火をつけるのにもマッチを使ったものですけど。

今ではマッチはおろかライターだって使いませんからね。

 

タバコの市民権がすっかり無くなってしまったこともあって、どこでもマッチ置かれなくなりました。
かつては喫茶店はもとより、いろんなところで喫煙者のためにマッチが配られていたものです。

タバコを喫う人は、ライターじゃなくてマッチの方が美味いんだよ。なんて言っていてものですけど。

 

今、飲食店や喫茶店とかカフェで、ショップカードというのが置かれてるでしょ。あれの代わりに昔はマッチだったんだよね。

店の情報がカードじゃなくてマッチ箱に印刷してあった。マッチだったらみんな持っていってくれるから。
そういうも見受けられなくなりました。

 

そういうマッチの中で、二つ折りのカバーに紙マッチが挟んであって一本ずつはぎとって使うタイプのものがあって、それを「ブックマッチ」というんですね。

 

 

さて、このサイトのまえの記事で、マッチ箱をメルカリで売りました。という記事を書きました。

 

実家を売却することになって、荷物を整理。そこで大量のマッチを発見。

 

マッチという存在自体、時代を感じさせるものになっていることもあって、レトログッズとしてコレクションの対象になっています。

なので、メルカリで売れます。

 

ただし、発火性のあるものは輸送することができないので、マッチ棒は取り除いてマッチ箱だけを出品して発送することになります。

 

そこで問題なのは、ブックマッチ。

 

ブックマッチは、カバーとマッチが一体になっているのでマッチ箱だけを発送するということができません。

 

マッチ(棒)部分を無理やり取り外すこともできないことはないけど、それじゃもうブックマッチの体をなさない。

やむなく処分することにしました。

 

でも、勿体無いので写真に撮っておいたのでここで公開しておくことにします。

 

まずはオーソドックスなタイプから。モスバーガー亀田本町店。

ファストフードの店でマッチを置いていたなんてのも今の感覚ではあり得ないんだけど、当時は禁煙じゃなかったんだと思う。覚えてないけどたぶん。それが普通だった。

ケンタッキー・フライドチキンも。

カーネル・サンダースの肖像が今と違ってリアルなタッチなのが時代を感じる。

ファストフード続きで、ミスタードーナツ。ミスドは最近まで喫煙席ありましたね。

 

今はなき小樽の一時代を築いた喫茶店チェーン「エンゼル」。

表に、「FRIDAY 金」という表記がある。これはなんなのか?

「エンゼル」について詳しい「小樽 喫茶店を通して見えるもの―老舗と革新派―」を読むと、小樽の喫茶店業界のなかで革新的であったエンゼルでは新しい試みのひとつとして曜日ごとの日替わりで色が異なる制服を着用していたという。

もしかしたら曜日ごとに置かれるマッチも異なっていて、これは金曜日のものということなのかもしれない。(違うかもしれないけどどなたかご存知でしたらコメントください)

 

こちらも小樽、これも今は存在しない「小樽国際ホテル」。駅前にあって3ビルと呼ばれていた。

 

これも小樽。石造り倉庫を利用した喫茶店の先駆け「叫児楼」は、現在は「二代目叫児楼」として営業しています。

 

 

表書きは何もなくて、内側にのみというシンプルさ。この「ザ・バーン」というワインバー、よく通ったなあ。懐かしいので載せておく。

 

びっくりドンキーのアレフが運営していたステーキレストラン「ハーフダイム」。何店舗かあったがすべて閉店した模様。

これは新道店のもの。私も2回ほど行ったなあ。

 

今は「ガトーキングダム」になった「札幌テルメ」。

何度か通ったなあ。楽しかった。

 

登別温泉にある「第一滝本」。アリナミンAの三船敏郎がシブい。

電話番号が、「自動局から〜」となっていて、今となっては意味不明の古さ。いったいいつのマッチなのか?

 

詳細はわからないが表に「The check」というロゴの入った、多分飲食店チェーンのもの。

細かい文字で英文が印刷されているのだが、よく読むとローマ字表記の日本語文なのだ。

ちょっと面白いので引用しておきます。

CHECK'S BUNGAKU NO.9

TŌSHI NŌRYOKU
BIZIN no JENĪ o TUMA ni SHITE
UCHŌTEN no KURĀKU ga. SHINKON
RYOKŌ ni DEKAKETA.
SHINDAISHA ni NORIKON de  EKI o
HANARERUYAINAYA. DŌNIMO GAMAN
NARANAI KURĀKU ga JENĪ o SASOUTO.
NENĪ mo KAO ni NIAWAZU
AINIKU SHASHŌ ga YATTEKITE. ŌGOE
de ITTA.
"IMA ONORI ni NATTA OKYAKUSAMA.
KIPPU o HAIKEN SASETE ITADAKIMASU"
AWATETE KURĀKU KARA HANARETE
JENĪ. KUBI o KASHIGENAGARA.
"IYADAWA DŌSHITE
KĀTEN no NAKA de
YATTERUKOTO ga
WAKARUN DESHŌ?"

 

次も、お色気系というか、お下劣系というべきか。

今度は男性版。

 

 

香港のホテル。

現在、香港では屋内の公共の場所は全面的に禁煙だとのことなので、こういうマッチはもう手に入らないのではないか?と思います。

 

札幌市中央区南4条西8丁目にあったカフェ「PAMBAZUKO(パムバズコ)」

 

このあとはコメントなしで全部載せておきます。

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