Apple Watchなどない、ましてやiPhoneさえ存在しない、いやいやMacintoshさえ発表前だった、今から36年前に、心拍数の計測が可能なスマートウォッチの先駆けのような国産の腕時計が市販されていたのをご存知でしょうか?
それも、日本を代表する一大ブランドSEIKOから発売されていのです。
Pulsemeter Chronograph(パルスメータークロノグラフ)というモデル。
1982年に販売されたモデルです。
私が所有していたものですが、実はすっかり忘れていたのを先日実家の片付けをしていて発掘。
Apple Watch を所有し、そのApple Watchの心拍数アプリのおかげで不整脈を発見・治療した私ですが、過去にこんな時計も持っていたのです。
ぜんぜん意識してなかった。
せっかくだから電池を交換してみようと近所の修理店に行ってみたところ、扱ってないとのことで残念ながら今は機能していません。
クロノグラフと言うだけあって、基本のストップウォッチ機能がついていたはずですがあとは心拍数が測れるだけ。
「PULSE」ボタンを押したのち、「TOUCH SENSOR」に触れることで計測されるようになってました。
いかにも80年代を彷彿とさせるデバイスじゃないですか。
SEIKOも80年代にはこういうのを作ってたんですね。
80年代といえば、70年代にアメリカでジム・フィックスが提唱したことで始まった「ジョギング」という概念が日本にも浸透してきた頃で、ちょっとしたジョギングブームがあったように記憶しています。そんな時流も関係しているのかも。
そういう私は、そもそもスポーツには全く縁がない方なんですが、健康のためには体を動かすことは必要という意識だけは持っていて、こう言うのあった方が合理的に運動できるのではと思って手に入れた記憶があります。
何度かしか使いませんでしたけどね。
バッテリは案外その辺で手に入りそうなボタン電池らしいことをネットの情報で発見。
裏蓋を取り外してみました。
PCの組み立て用に持っていた小さめ細めのドライバーで裏蓋は取外せましたが、電池を押さえているパーツのネジは極細すぎる溝で、時計専用でないとまず無理そうなのでここまででやめておきます。
せっかくなので(?)YouTubeで見つけた完動品の動画を共有しておきます。