Apple Watch ライフスタイル

Apple WatchのSuicaにチャージするときにハマりやすい落とし穴とは

2018年4月10日

注意

悲報!

この記事で紹介している

iPhone(およびApple Watch)のWallet(Apple Pay)に「ビックカメラSuicaカード」を登録し、Apple Payを経由してiPhone(およびApple Watch)のSuicaにチャージしたときのみ、2%のポイント還元が得られる。

という技は無効になってしまいました。

この記事の内容は現状には当てはまりませんのでご了承ください。

それでもSuicaのチャージで1.5%のポイント還元は高還元率なので、その点をお含みおきの上よろしければお読みください。

Apple WatchやiPhoneをお使いの方の多くは、Apple WatchやiPhoneのWalletにSuicaを追加して利用されているんじゃないかと思う。

そしてそのSuicaにチャージするためにビックカメラSuicaカードを利用されている方も多いのではないだろうか。

ビックカメラ(あるいはコジマ・ソフマップ)を利用することがあるなら、「ビックカメラSuicaカード」は持っていて絶対損のないカードだ。

公式:ビックカメラSuicaカード

そのビックカメラSuicaカードでApple WatchやiPhoneのSuicaをチャージする際に陥ってしまうかもしれないちょっとした落とし穴について記しておきたい。

 

ビックカメラSuicaカードとは

ビックカメラSuicaカードはわかりやすくいうとJR東日本グループのクレジットカードであるビューカードとSuica、さらにビックカメラのビックポイントカードが一枚になったものだ。

そしてポイントが少々複雑なのだが、ビューカードのポイントであるビューサンクスポイント(2018年6月まで。現在はJRE POINT)と、ビックカメラのポイントであるビックポイントが両方貯まるようになっている。

2018年6月からの変更

ビューサンクスポイントがJRE POINT に変わりました。(2018年6月28日〜)
公式サイト「ビューサンクスポイントがJRE POINTに変わりました!」

2018年6月まで:ビューサンクスポイント1ポイントあたり2.5円相当

2018年6月以降:JRE POINT 1ポイントあたり1円相当

ポイント単価が変わりましたが還元率はこの記事執筆時と変わっていません。
ビューサンクスポイントをJRE POINT に読み替えてお読みください。

追記2018/10/4

 

通常の買い物でのポイント還元率はビューサンクスポイント0.5%とビックポイント0.5%の合計で1%となっているが、Suicaへのチャージ等JR東日本の商品・サービスの購入等ではビューサンクスポイントが1.5%のポイント還元というのがひとつの特徴と言っていいと思う。

Suicaへのチャージの仕方でポイントに差が!

ところでこのSuicaへのチャージであるが、チャージの仕方によって、さらにビックポイントがつく場合と、つかない場合があるということをご存知だろうか。

 

Apple Pay でチャージすれば還元率は2%に!

ビックカメラSuicaカードの公式ページの説明等を見ても、Suicaへのチャージではポイントは1.5%相当となっているのだけれど、実は、ビックカメラSuicaカードをApple WatchやiPhoneのWalletに追加してApple WatchやiPhoneのSuicaにApple Payでチャージすると、ビューサンクスポイント1.5%と、ビックポイント0.5%の、計2%のポイントが付くのだ。

本当か?とお疑いなら以下の証拠を見ていただきたい。

まず私の2018年1月15日締めのビックカメラSuicaカードの利用明細を見てみよう。カードの利用明細とビューサンクスポイントの獲得明細が記載されている。

1月15日締分のビューカード利用明細

通常の買い物分3218円に対して6ポイント、Suicaへのチャージ5000円に対して30ポイントとなっている。ビューサンクスポイントは1ポイントあたり2.5円相当なので通常の買い物で0.5%、Suicaへのチャージで1.5%になっているのがわかると思う。(ビューサンクスポイントは利用額1000円未満切り捨て。なお明細にある「今回獲得内訳」という欄の2ポイント6ポイントというのはポイント対象金額の1000円あたりの獲得ポイントを表している)

 

同月のビックポイントの獲得履歴をビックカメラのサイトで見てみよう。

ビックポイント獲得・利用履歴

 

拡大したのが下の画像だ。

ビューカードでの1月15日締めの分が1月31日付で加算されていて41ポイントである。

ビックポイントは1ポイント1円相当であるから41ということは、8200の0.5%なので通常の買い物分3218円とSuicaへのチャージ5000円分を合計した額8218円に対して0.5%ビックポイントとして獲得していることになる(ビックポイントは利用額100円未満切り捨て)。

 

Suicaアプリでチャージすると還元率は1.5%

次に2月15日締めの利用明細を見てみよう。

2月15日締分ビューカード利用明細

通常の買い物分3218円に対して6ポイント、Suicaへのチャージ10000円に対して60ポイントであるから、やはり通常の買い物で0.5%、Suicaへのチャージで1.5%の還元となっている。

 

ところが同月2月28日付のビックポイントの獲得履歴を見るとどうだろう。先のビックポイントの獲得履歴の2月締分の下の画像を見てほしい。

ビックポイントは16ポイントしか獲得されていない。16ということは3200の0.5%である。つまり、Suicaへのチャージ分10000円分はポイントの対象になっていないということになる。

 

この違いはどういうことか。

 

これはSuicaへのチャージの仕方の違いで起こるのである。

この違いはモバイルSuicaの会員ページの「ご利用明細(領収書)/払戻計算書」からSuicaへのチャージ履歴を確認するとよりはっきりする。

Suicaの会員ページのSuicaへのチャージ履歴

そのチャージ履歴を見てみると、1月15日締めの分(17/12/07)の決済手段がApple Payとなっているのに対し、2月15日締めの分(18/01/01と18/01/23)の決済手段がVIEW(ビューカード)となっていて異なっていることがわかる。

私の場合、Apple WatchのSuicaへのチャージは常にiPhoneで行なっているのだが、それなのになぜこの違いが起こったのか。
この違いはSuicaアプリからチャージすることで起きる。

Apple WatchやiPhoneのSuicaへのチャージはAppleが提供しているWalletアプリから行うこともできるが、Apple WatchへのチャージをiPhoneから行うにはiPhoneのSuicaアプリを利用することになる。

大きな画面でわかりやすいこともあり、私は専らこの方法でチャージを行なっているのだが、このSuicaアプリを利用したチャージの際に注意が必要なのだ。

Suicaアプリでは2つのチャージ方法を選択することができる。下の画像はiPhoneのSuicaアプリの画面だが、下方の「閉じる」ボタンの上に2つの決済用のボタンがあるのがわかるだろう。

iPhoneのSuicaアプリでチャージする2つのボタン

Suicaアプリのチャージ方法は2つ

右のボタンは常にApple Payであるが、左のボタンは利用環境によって異なっていると思う。この画像と同じview(ビューカード)になっている人は要注意だ。

右のボタンがApple Payで、WalletアプリでApple Payに登録したクレジットカードで決済するにはこちらのボタンで行う。それとは別に左のボタンではWalletアプリで登録していないクレジットカードでもSuica専用に登録することができるようになっている。

Suicaを使いはじめたとき、私はその違いがよくわからないまま、Apple Payと合わせて、Suica専用の方にもビックカメラSuicaカードを登録していたのだ。

そしてチャージのたびにどちらのボタンと決めることなくどちらも利用していたのだ。

賢明な読者はお分かりと思うが、左のボタンによる決済はApple Payを利用しない決済なのだ(右のボタンがApple Payとなっているから当たり前ですね)。

Apple Pay を利用した決済ではビューサンクスポイントと、ビックポイントの両方がつくが、Apple Pay を利用しない決済ではビックポイントはつかないのである。

Apple Pay出ない方のチャージではビックポイントはつかない

ポイントのつき方が異なる

なぜか。

ポイントについての注意書きをよく読むと、JR東日本の商品・サービスの購入についてはビックポイントはつかないとなっている。しかし、一旦Apple Payを経由した支払いではそれが適用されないということらしい。

※ 念のためビックカメラのポイントサービスセンターに電話して確かめたところ、やはりJR東日本での購入についてはビューサンクスポイントはつくがビックポイントはつかないとのことだった。(Apple Payはビックポイントもつく)2018.4.11追記

Suicaを頻繁に利用する方であればこれは大きな差ではないだろうか。

また、ビックポイントとは関係ないが、昨年8月から10月にかけて、「Apple Payに各種ビューカードを登録してSuicaをチャージするだけでポイント(ビューサンクスポイント)が5倍」というキャンペーンが実施されていたが、これもApple Payを利用しない決済ではもちろん適用されていなかった。

同じビューカードでSuicaにチャージしているのにと腑に落ちない気もするがApple Payを利用していないからそうなんだろう。

ついでに、オートチャージの設定はApple Payを利用していないということも、オートチャージを利用される方は覚えておいたほうが良いだろう。

私は札幌在住でJR北海道ではオートチャージは使えないので普段使っていないが、昨年東京へ行った際にオートチャージを利用したことを思い出し、履歴を確認してみたところやっぱりビックポイントは加算されていなかった。

 

オートチャージではビックポイントはつかないのである。

 

オートチャージは利用せず、コツコツApple Payでチャージしておいたほうがなにかとお得ということだ。

 

まとめ

ここでまとめよう。

モバイルSuicaに登録したビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaをチャージすると、ビューポイント1.5%(利用額1000円未満切り捨て)還元。

Apple Pay に登録したビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaをチャージすると、ビューポイント1.5%(利用額1000円未満切り捨て)とさらにビックポイント0.5%(利用額100円未満切り捨て)の、計2%還元。

とにかく、同じビューカード決済であっても、2種類あって違うということは押さえておきたい。

公式:ビックカメラSuicaカード

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