東エーゲ海の島、ヒオス島を旅している。
2014年8月9日、この日はまず隣の村オリビ:Olimpiを観光してみることにする。
オリビはアルファベットの綴りを見るとオリンピの発音の気がするが、オリビとなっている印刷物を多く目にする気がする。ギリシャ語の綴りを見るとオリンポイなんじゃないか。
オリビ:Olimpi の村へ
写真はピンボケになってしまったが、オリビの村(マップ:B)の入り口には大きな看板が出ている。その手前の道に車を停め村へ入る。
オリビもまた外敵に備えるために迷路のようになっている城塞の村。村に入るには村の入り口からまっすぐ進んで突き当たりを右に曲がる。
道なりにいくと「center」の表示があるのでそちらへ進む。
この村でもピルギと同じようなクシスタ模様が見られるが、ピルギと違ってごく一部分の壁面のみ。
オリビはメスタやピルギと比べてもさらにこじんまりした小さな村だ。
中心にある教会のまわりに数軒のカフェやレストランがあるのみ。今は使われていない風の古い教会と新しい教会が並んでいる。
オリビを観光した後、再びピルギ(C)に立ち寄って、その後は島南部のビーチを偵察することにした。
エンポリオス:Emporios
途中までは前日のコミビーチまでと同じ道のり。
エンポリオス(D)は、エンポリオズとかエボリオと表記することもある。
昨日登ったアクロポリスの山が見えてくる。
エンポリオスは、ビーチではなくポートである。が、そのポートを望むカフェやタベルナが数軒あり雰囲気の良いところだ。
駐車場ヘ戻る途中ギャラリーがあり、ギリシアの観光ポスターのレプリカだと思うがB4ほどのサイズのレトロな感じのポスターが展示されていた。なかなか良い感じのが多かったが1つ18ユーロでは高すぎ。
ほかに手描きのドローイングなどもあった。
ヴロウリディア:Vroulidia
ネットの旅行体験記で見つけてチェックしてあったVROULIDIAへの標識を見つけたので向かって見る。
どこまでもどこまでも曲がりくねった細い道が続く。両側には背の低いマスティハと思しき樹木の栽培されている区画が広がる。
やっと視界が開けて海が見えた。
ビーチは絶壁の下に位置している。簡易舗装されてはいるがガードレールなどはなく、対向車がいたらすれ違えないのではないかという超急斜面を下り駐車場に到達すると小さな売店がある。
さらにそこから徒歩でビーチへ降りていく。われわれはそもそも泳ぐつもりはなかったので写真を撮影し眺めるだけでそこまでで引き上げた。
しかし水の色は限りなく透明に近く、ビーチ客も多くなく穴場的なビーチである。
パラソルやビーチチェアなどは用意されているわけではなく、自分で用意しなければならない、地元の人々が集うビーチだろう。だからこその穴場的な場所といえる。
肉がぐるぐる回って焼かれている店 Psitopolio Georgios Marina Pannadi へ
メスタの村に戻った。遅いランチにする。
宿の近くに、気になっている店があった。店頭で肉がグルグル焼かれてまわっているのが実にうまそうで是非試したかったのだ。
モツ系のものがぐるぐる巻きにされて巻かれているのが気になって指差し注文。
それから間違いなさそうな肉の串刺し焼き。
案の定、モツ系のは羊のモツ焼きでκοκορέτσι(ココレツィ)という。肉の串焼きは豚の串焼きκοντοσούβλι(コンドスヴリ)という名前。
霜降りの柔らかい肉がうまい肉だと思っている感覚とは違う、とはいえ、堅いというわけではなく、外はカリッと中はじゅわっと、これこそ肉というウマさが味わえる。
皿盛りで注文したら小食な2人では食べきれず、持ち帰りをお願いするとしっかりしたアルミのパックでパッケージしてくれた。
ピタ巻きで注文すればよりリーズナブルでお勧め。
メスタの満月
20時前、夕日のスポットないかメスタの村を散策。
ちょうど日没の時刻であった。月も出てきてほぼ満月。
少し散策し、部屋に戻り、テイクアウトした肉とワインで食事。
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オリビの洞窟・マヴラ・ヴォリア・ビーチ【2014ギリシャの旅】
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エンポリオスのアクロポリスそしてピルギへ【2014ギリシャの旅】
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