ギリシャ 旅行

エンポリオスのアクロポリスそしてピルギへ【2014ギリシャの旅】

2018年7月11日

2014年8月8日。東エーゲ海の島、ヒオス島の南西部にある村:メスタの宿、メディーバル・キャッスル・スイートにて最初の朝。

メーディバル・キャッスル・スイートの朝食は

前述のとおり、この宿は村のあちらこちらに客室が点在しており、ホテルとしての棟を持っていない。なので朝食は指定された村のレストランでとることになっている。

朝食会場IRISの外観

朝食は村内のIRISで

そのレストランは、われわれの宿泊している部屋から少し離れた場所にあった。夜になると狭い路地に客席を並べて賑わう店のようだ。朝食場所はその2階になっている。朝食は8時からとちょっと遅めだ。

朝食会場の様子

朝食会場

野菜がないのが残念であったが、果実からしぼりたてそのままのオレンジジュースが美味しい。チーズにハム、目玉焼にギリシャのパンでいただいた。ヨーグルトはギリシャにしてはとても緩いヨーグルトだった。

オレンジジュースが美味しい

簡素な朝食だが、オレンジジュースが美味しい

この日のメインの観光はピルギ村だ。

ELATAを経由してピルギへ

10時半出発。ELATAを経由し寄り道しながら行くことにする。南西部のポートを見下ろす見晴らしの良い道が続く。

ELATA(マップ:B)は小高い丘にそって家々が立ち並ぶ村だ。村を通過し見晴らしの良い道を振り返ると丘の頂上に教会を戴いた村の全景が見渡せる。

振り返って見たELATAの村

向こうにELATAの教会が見える

VESSA(C)を通過しARMOLIA(D)を抜けてPYRGI(H)へ向かう。

まだ早い時間だったのでピルギへは入らずKOMIビーチ(F)へ行ってみる。

KOMIビーチ

駐車場に車を停めビーチを見学。

KOMIビーチ入り口の景観

KOMIビーチ

ここまで来る道ではほとんど対向車も人影もなく、人はどこにいるんだという感じであったがビーチに来るとさすがに人も多く、レストランやカフェごとにビーチベッドとパラソルが並び、店を利用すると無料で利用できるようになっていて整備されたビーチという印象だ。
見学のみで移動。

エンポリオスのアクロポリス

ピルギへ向かうが、途中の道端で見かけた遺跡の看板が気になりそちらへ向かってみる。

エンポリオスのアクロポリス(G)というところみたいだ。

エンポリオスのアクロポリスの目印

エンポリオスのアクロポリスはこの看板が目印

急な傾斜の坂道で対向車とすれ違うのは到底無理なような道になりこれは引き返すべきかどうか迷ったが思いきってもう少しいくかと登っていくと数台停まれる駐車場があり入場口があった。
管理のおねえさんが、ちょっと距離があるけど行きますか?みたいなことを説明してくれたがせっかくだから入ってみる。2ユーロ。

エンポリオスのアクロポリス入り口景観

エンポリオスのアクロポリス入り口

アクロポリスだから山の上なのである。急な斜面で途中挫折しかかったがよく整備された綺麗な歩道になっていて紀元前の住居跡や倉庫跡を見ることができる。さらに登っていくと見晴らしの良い場所がありエンポリオス(エボリオ)のポートを一望することができる。

アクロポリスから見下ろしたエンポリオの景観

エンポリオのポートを見下ろす

結局頂上まで上った。利用不可だったけれどトイレやゴミ箱、東屋、ベンチなど整備されていてとても綺麗なところだ。
ガイドブック等には全く紹介されていない場所。訪れた当時はGoogleマップにも表示がなかったが、現在(2018.07.11)では「Temple Of Athina」の表記で確認することができる。たぶん一番頂上にあった、土台だけが残っている遺跡がそれなのだと思う。

アクロポリス頂上の遺跡

Temple Of Athina

あいにく訪れたときは曇りだったが、天気がよければとても気持ちよく過ごせるところだと思う。
降りてくると何組かの客が上ってきたので全く人が来ないわけではなさそうだが、それにしても勿体無い感じがした。
Komiビーチやエンポリオを訪れるなら、ついでに行ってみることをお勧めしたい。

ピルギへ向かう。

ピルギへ

幹線道路から標識に従ってピルギ集落へ入る道をまっすぐ進んでいくとピルギ入り口の表示があり、中央広場まで道が続いている。

ピルギの村入り口

ピルギへの入り口

しかし、車を停めるところがないので、集落中心への入り口の手前、左にスーパーマーケットがあって左への分かれ道があるところを左の道へ進む(メスタ(西)側からピルギに入る道はこの道に繋がっています)。少し行くとΣΤΑΔΙΟΝへの標識があるのでそこを左折(メスタからくるときは右折)、突き当たりあたりに無料の駐車場がある。

駐車場へ向かう目印

駐車場へはこの標識が目印

歩いて町の入り口へ戻り、登っていくと小さな広場があり左に売店がある。ここのショップカードの裏面がピルギのマップになっている。(帰る時に知った)

ピルギの村入り口の小広場が見える

ピルギの村へ向かう

ヒオス島南部には「マスティホホリア」という世界でもこの地方でしか得られないマスティハというウルシ科の木の樹脂を生産する村の共同体がある。

ピルギもその村の一つなのだが、ピルギがより一層ユニークなのは、Xysta(クシスタ)と呼ばれる白黒の幾何学模様と自然のものをモチーフにした模様で、家々の外壁が埋め尽くされていることにある。

ピルギの村の家並み

クシスタの模様がどの家にも

小さな広場の右端からまっすぐ上がって行くと土産物屋に挟まれた突き当たり右に折れたさらに右端をまっすぐいくと中央広場である。

ピルギ中央の教会

ピルギ中央の教会

中央広場の教会のすぐ前にあるタベルナでランチ。

中央広場に面したタベルナ

中央広場に面したタベルナ

多分高校生くらいと思しきお嬢さんが家の手伝いなのだろう注文をとっている。それからたぶんその友達がアルバイトなのかいっしょにフライドポテト用にイモの皮むきとカットしていた。

注文はスブラキポーションとグリークサラダにフラペ。フラペはギリシャ風アイスコーヒー。ブラックはスケトという。「フラペ、スケト」とお願いする。どこでもそうだが、ギリシャ語でいわれるとちょっと意外というか嬉しいようだ。

ピルギ広場のタベルナでいただいたメニュー

スブラキとポテト

付け合わせはフライドポテト。とはいえ生の芋を揚げたもののうまさは違う。

食後はピルギの村を散策。

家の外壁を飾るクシスタ模様

クシスタ模様が美しい

ちょっとした記念撮影スポット的な教会も見つかる。

村内の教会の一つ

美しい佇まいの教会

PYRGIの帰り町の入り口のスーパーで買い物。タコのオイル漬け缶詰、ミートボールの缶詰、マスティハのリキュールのミニチュアボトル、トマト2個、ビール缶8本、チョコお試し1個購入。
ホテルへ戻る。

ピルギの村の入り口にあるスーパー

ピルギの村の入り口にあるスーパー

メスタへ戻って

メスタの宿に戻り、ビールとワインでブレーク。
8時を過ぎで暗くなって来たので夕陽の撮影スポットを探しに外出。しかし少し遅すぎた。暗すぎた。
どこかの家の飼い犬が何匹か走り寄って来てじゃれついてきた。旅先で出会う人懐こい犬たちや猫たちも旅の楽しみの一つであるが、飼い主と思しき近くの教会の司教さんが来て連れて行かれてしまった。

人懐こい犬たちと戯れる

人懐こい犬たちとの交流

部屋に戻りブレークの続き。シャワーをあびてねることにする。

 

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