この日2014年8月10日、まず行く予定のオリビの洞窟が11時オープンということなので朝食後はゆっくり過ごす。
10時半くらいに部屋を出発。
日曜日のメスタは礼拝で賑わう?
メスタの中央の広場が大勢の人々で賑わっている。今日は日曜日、毎週なのかどうかわからないが教会の礼拝に訪れているのだった。
人混みをわけて教会とタベルナの間を進むと、ギリシャ人の女性に声をかけられる。あ、とすれ違ってからよく考えると、3日まえにネア・モニ修道院まで案内してくれた人だ。
3日前、狭い道に迷い込んで立ち往生していたら全然違う道に入り込んだらしく、わざわざ車で先導してくれて案内してくれたのだ。
もう一度人混みの中を探してみるとタベルナの右手の方に他の人々と席を取っていたのを発見。
大勢の友達と一緒に礼拝に参加していた模様。一緒に記念撮影させていただいた。
オリビの洞窟
メスタの村の城塞の外に止めておいた我々のレンタカーに乗り込み、オリビの洞窟へ向かう。
オリビの村を通過してから洞窟までは結構距離がある。標識を探しながらそれを頼りに進む。
しばらく道をいくとドクロのマークの何かの注意を促す標識が2つ続けて掲げられているがなんのことかギリシャ語だけなので全く分からず。
さらに進んでいくと洞窟の建物あり。
オープン11時だが11時少し前に到着した。
すでに先客が売店前のテラスでくつろいでいる。
11時になってチケット売り場オープン。チケットを購入し入口まで行ってみるがどうもまだ入れない様子。
どうやら、ガイドがかならずついていくようで11時30分くらいまで待たされる。
ガイドを先頭に、われわれと他2組の一行。ガイドはチケット売り場のモギリ兼任。
洞窟の案内は25分あまり。
これで5ユーロはちょっと高いかな。
地元の小ビーチ発見
洞窟を出て、戻ろうかと駐車場から出ると来た道とは反対の右方向に海に向かう道があることに気づき行ってみる。
しばらく行くと左に教会のような建物、右に下りたところにビーチ。
緑がかった青のなかなか美しいビーチ。本当に地元の人だけが訪れるビーチのようだ。
左手の駐車スペースに車を停めて周囲を散策。教会のように見えた建物はどうも海水浴客のための東屋のようだ。
ギリシャ料理でランチ
メスタに戻りランチ。初日に食べた広場のタベルナ「O Mesaonas」で。
仔牛と、アーティチョーク、グリークサラダ、フラペ。
タベルナのある広場では何匹か猫を見かける。
ギリシャで出会う猫たちはたいてい人懐こい奴が多いが、なぜかメスタではあまり人懐こくない。
席の横で寝そべっていたやつを試しにちょっとかまってみるとそいつは他と違ってじゃれついたりしてきた。なんだ。でも、残念、食べ終った後でおすそ分けはないんだ。ごめんね。
一度部屋に戻り再び出かける。
近くに昔の暮らしを展示しているミニ博物館みたいなところがありいってみる。1階にー室と2階に2室というこじんまりとしてお姉さんが一人でギリシア語と英語で対応していた。
黒石のビーチへ
さて、黒石のビーチで有名なマヴラ・ヴォリア・ビーチ(Mavra Volia Beach)に行ってみる。
実はよく調べたら昨日に行ったエボリオから少し歩いて行ったところにあったのだ。
エボリオのポートに出たら海に向かって右方向にどんどん進み、一旦車道に出て、そのまま道なりに進んでいくと車止めがあってマヴラ・ヴォリア・ビーチへの入り口になっている。
このときは情報がすくなかったが、いまではGoogleマップのストリートビューでそこまで辿ることができるようになった。
今日は日曜なので地元の人でにぎわっている。
ビーチは、海に突き出た岩場を挟んで2箇所に分かれていて、奥の方が本当に真っ黒な玉石のビーチになっている。
岩場から飛び込む若者や、自前のパラソルの下でくつろぐ人、それぞれ想い想いの過ごし方。
ここはオーガナイズされたビーチではなく、ビーチ前にカフェやタベルナなど一切なく、パラソルやビーチチェアなど用意されていない。地元の人たちが自前でパラソルやマット等持参でやってくるビーチ。
それにしても、ゴミは全く落ちていないし、とても綺麗に保たれている。ギリシャの人々のマナーの良さに感心する。
ルクマデス大好き!
メスタにもどりカフェに。
来たときから看板が気になっていた店。路地のちょっと奥まったところにある。
ヒオスに来たからには名物らしいルクマデス(ギリシャ風揚げドーナツ)と、ソウマ(souma)というリキュールを試したいと思っていた。ここで両方達成できないかと店頭にディスプレイされたメニューの中に探す。
ソウマはイチジクから作った蒸留酒。ヒオス島だけの特産品らしいのだ。以下意訳(原文はリンク先で)
Soumaは、イチジクから作られた伝統的な飲み物です。 イチジクは8月に収穫され、乾燥するためにマスティハ・ヴィレッジの屋根に広げられます。 その後、水と酵母とともに大きな樽に入れ、発酵させます。 10月の終わり頃になると、発酵したイチジクを伝統的な蒸留器で沸騰させ、ウーゾやラーキを作るときと似たチューブによって蒸気をタンクに集めます。この工程をくりかえし、蒸留することで、より度数の高いSouma(約45%のアルコール)が得られます。
ソウマはなさそうだがとりあえず席をとる。
横に席をとっていた婦人が、休むならなにか注文しなければなりませんよ。と教えてくれる。我々の言語力ではコミニュケーションはなかなか困難なのだが、自分の母はヒオスの人なのだが自分はアテネに住んでいるなどとのことだった。もっと言語力があれば良いのだが、それでもギリシャの人々は気さくに話しかけてくれる人が多くて楽しい。
ルクマデス美味しい!連れはフラペ(ギリシャ式アイスコーヒー)、私はグリークコーヒーを試してみた。もしかしたら初めてかも。半分くらいコーヒー粉の感じ。
後から来た客がsoumaという単語を喋っているような気がしたのでここでもしかしたら試せるのかと期待して店のお兄さん(夏休みで家の手伝いをしてる風のたぶん高校生くらい)に聞いたら買うんだったら向こうの店に売ってます。みたいなことを言っていた。
イチジクの酒:ソウマを手に入れる!
カフェのお兄さんに聞いた店に行ってみた。我々の部屋の並び、すぐ近くだった。
あった。
ソウマは製品として流通しているものではないのか自家製風。リサイクルと思しき瓶に詰められ陳列されている。
試さない理由がない。買い求めて部屋へ持ち帰る。
ソウマはシャープかつ甘い香りのリキュール。
イケる。
アルコール度数は高めで食後酒とするのが良い。
まずはスーパーで買ったビール、缶詰のドルマデス、トマトをつまみに夕食。
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