2014年8月5日
前日までの記録はこちら→アテネからヒオス島へ
前日はあまりにも早く寝てしまったので4時くらいから目が覚めて二度寝したりうとうとしたり、6時半くらいに起きてシャワーを浴びたりしていたが、結局朝食は8時くらいになった。
私の大好きなルクマデス(ギリシャ式揚げドーナツ)とドライイチジクがあってご機嫌。
ツーリストオフィスで情報を
9:40ころホテル出発。
まずは、ツーリストインフォで情報を得よう。
livanou通りとEl.Venizelou通りを経由。
ツーリストインフォ(Chios Tourist Office)は、パブリックガーデン(ヒオス市立庭園Δημοτικός Κήπος Χίου)の東端からまっすぐ海に降りる通り、National Bankを左手に見て右側の建物の一角にある(マップA)。ちょっとわかりにくい。
若いお兄さんがいろいろと資料をくれた。なかでもマップは秀逸。分かり易い。やはりまずここで情報を収集しておくべきだろう。
中世の要塞
ツーリストインフォから海を背にパブリックガーデンの方へ戻り、右へ行くと中世の要塞(Medieval Castle)の入場口正面(B)につきあたる。
入っていくとまず博物館の建物がある。ことのときは開いておらず左に折れて進むと要塞内の奥へ。
土産物屋があったがこちらもまだ開いていない模様。
さらに進むとすぐに広場がありカフェになていて、そこからいくつもの狭い路地が続いている。
案内板のガイドマップ
ヒオスタウンに残る城壁に囲まれた旧市街。
城壁の外から見ると保護された遺跡のようだが,入ってみると普通に人々が暮らしていて驚かされた。
ギリシャの島ではよく猫たちに出会う。ここでも。
ここにも猫が…
オスマン帝国の公衆浴場跡
旧市街を北東の端までいくとオスマン帝国時代の公衆浴場跡(C)がある。
現在はアートギャラリーとして公開されている。今日は誰かの個展らしい。
一部クシスタ模様をモチーフにしたと思われる絵画やインスタレーションの作品。
建物の構造は幾つかのドームによってなっていてドームに部分には直径20cmくらいの穴が幾つもあってそこには球状のガラスがはめ込まれている。ここから外光が内部に降り注ぎ、内部から見るとこれが美しい。
要塞内部の路地を探索しながら入口の方へ戻る。聖ゲオルギオス教会やトルコ軍の墓地などの見所があるとのことだったが、迷路のように路地が入り組んでいるので地図があってもたどり着くのは困難。
ビザンティン博物館
要塞を出て次はビザンティン博物館をめざす。もともと19世紀にトルコ軍が建てたモスクだった建物。
地図で確かめながら目指すも、よくわからない。ぐるっと一回りしてやっとみつけた(D)。
工事中で目印の塔が囲われているのがその目的の博物館であった。また、目印となるドームも近くからは見えず、ー区画ほど離れてようやく見えるような位置関係になっている。
「地球の歩き方」によると彫刻のコレクションが素晴らしいとなっていたが、イコンの展示が主であった。
海側の方へ出てレンタカー屋の場所を確かめておくことにした。
マップでの場所を探すがなく、港の北端にあった。
明日から出発日まで借りたいこと、空港で返却可能であることを確かめて予約することに、デポジットとして50ユーロ、キャシュで必要ということで教えてもらったATMへおろしにいくが持っているキャッシュカードでは下ろせず、もう少し先のピレウスバンクのATMでやっとおろせた。店へ戻りデポジット支払い予約完了。国際免許証とパスポートをもって明日くることに。
ビザンティオ(昼食)
ガーデン方面へ戻り、ビザンティオ(BYZANTIO)という店でランチをとることにした(E)。
外から見ると簡単な軽食程度の店かと思ったらその日の料理を選ぶ式のわりとしっかりした料理を提供する店だった。
念願のユーヴァルラキャと小魚のグリル、それにフラペをつけて。
ユーヴァルラキャは、米入りミートボールのスープ煮込みをアヴゴレモノ(ギリシャ式レモンソース)でいただく料理。
フラペはギリシャ式アイスコーヒーだ。
コラエス中央公共図書館
通り道で見つけた「コラエス中央公共図書館(Koraes central public library)」を見学(F)。
現代ギリシャ文学の基礎を築き、ギリシャ啓蒙主義の主要人物であるとされているギリシャの学者アダマンティオス・コラエス(Adamantios Koraes, 1748 - 1833)のコレクションや資料を中心に収蔵するギリシャで最も古い歴史を持つ図書館の一つ。2階がギリシャ独立やヒオス島の歴史にまつわる絵画や資料、生活用具や工芸品、郷土衣装を展示するフィリップ・アルジェンティ博物館(Philip Argenti Museum)になっている。
郷土衣装のコレクションが見事。
アプロタリアス(Aplotarias)通り
コラエス中央公共図書館を出て陸側の方向に上がっていくと、賑やかな通りにでた。
アプロタリアス(Aplotarias)通り(G)。
車止めがあって歩行者専用になっていて、お洒落な店などが立ち並ぶ通りになっている。
右(北側)に折れてまっすぐ進むとガーデンの広場に突き当たる。この通りがメインだろう。
考古学博物館
アプロタリアス(Aplotarias)通りを南側に折れて道なりに進み、道が曲がったところをひだりに海側に折れて散策しつつ、考古学博物館(Archaeological Museum)まで辿り着く(H)。
古代文明時代の陶器や石造物のコレクションが充実。
ホテルでブレイク
博物館を出てホテルへ戻る。
ホテルのロビーにはつねにウゾがサービスされている。ウゾは透明なアニスのリキュール、フランスのペルノのように水を注ぐと白濁する。
水割りでいただこうと思ってタンブラーを手に取った。すると、そばで見ていたホテルのスタッフが小さい方のグラスに持ち替えて妻の分と2つ注いでくれた。ストレートでは濃すぎるのだが、一杯はおすすめには従っておこう。
もう一杯、水割りにして部屋に持ち帰った。
ビールやワインでブレイク。
Public Art Gallery Of Chios
ゆったり休息を取った後、再び街へ。
アプロタリアス(Aplotarias)通りをガーデンの方へ向かい、昼に通りがかったときには昼休みで閉まっていた美術館(Public Art Gallery Of Chios)に入ってみる(マップA)。入館無料。
ヒオス島出身の画家、Nikos Yalourisのコレクションがメインの美術館。ヒオス島の魅力を伝えるピクチャーブックで知られた画家のようだ。味のある画風でしばし見入った。開館時間が8:00 - 15:00, 18:00 - 21:00と、遅くに開いているので便利。
美術館をでて今日の夕食はなにか買って帰ることにする。
ギロ・ピタを持ち帰り
歩くとすぐに例のごとく、ギロ・ピタ屋さんがあったのでそこにする(B)。
ひとつなんと2ユーロというリーズナブルさ。店主も素朴な人懐こい人で写真を撮らせてもらった。
帰り道ホテルに向かう海沿いのペリプテロでビールと水を買いホテルへ。
リーズナブルな値段にもまして十分満足のギロ・ピタであった。
テレビでギリシャのミリオネーアみながら食す。
翌日に続きます。
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ヒオス島北部をドライブ【2014ギリシャの旅】
2014年8月6日水曜日。ヒオス島の北部をレンタカーでドライブ。世界遺産のネア・モニ修道院、悲劇の歴史の舞台アナヴァトス、ホメロスの生誕地と伝えられる城塞の丘ヴォリソスを巡る。
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前日はこちら↓
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アテネからヒオス島へ【2014ギリシャの旅】
2014年8月4日月曜日
今日は、アテネからヒオス島への移動日。
週明け月曜日なので朝一番でいつもお世話になっている旅行会社マリソルにメール。
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