北海道 旅行

【思いつき北海道の旅】札幌から20分、銭函で小旅行

2018年9月19日

銭函地区は、小樽市の最東端に位置するところ。明治時代のはじめには、札幌に海から至る交通上の要地であり、その後も小樽と札幌を結ぶ中継点として栄えたところで、歴史のある地域です。

JR銭函駅はJR札幌駅から区間快速で20分。駅から歩いてすぐビーチに行けるところでもあります。

秋晴れの気持ち良い1日になりそうなこの日、JR銭函駅から隣のJRほしみ駅まで、徒歩で小旅行してみることにしました。

銭函駅(map:A)に降り立ったのは11時48分ころ。
銭函駅は「北海道で最初の鉄道として手宮駅 - 札幌駅間が開通した際に、これに合わせて開業した、北海道で最初の駅の1つである。(銭函駅-Wikipedia)」。みどりの窓口もある有人駅ですがこじんまりとした駅です。

銭函駅ホーム

地名の由来、大きな銭函がお出迎え。

地名の由来「銭函」

朝夕は、銭函工業団地への通勤や、札幌・小樽方面への通勤・通学等、乗降客がそこそこ多く活気ある駅ですが、昼時は静か。

冬のプラットホーム(2017年1月撮影)

冬のプラットホーム(2017年1月撮影)

駅舎は昭和6年(1931年)に建て替えられたものとのこと。昨年(2017年)エレベーターと入り口スロープ、多機能トイレ等が整備され、いっそう使いやすい駅になった。

銭函駅舎全景

以前はキヨスクもあったが、残念ながら数年前に撤退してしまいました。

駅前

駅前の正面に立っている赤いモニュメント(上写真右端)は、モノタイプ版画で有名な小樽の美術家:一原有徳の作。

一原有徳の作品は、市立小樽美術館3階一原有徳記念ホールで見ることができます。

モニュメント足元の一原有徳の銘

ちょうどお昼時なのでまずは腹ごしらえ。銭函の街は食べるには困りません。

駅の目の前にはしろくまコーヒーとその右にネパールカレーのスーリャ(B)本店が並んでます。もう少し右には海鮮のお店もありますよ。

しろくまコーヒーとカレーのスーリャ

駅を背にすぐ左には焼肉・ラーメンのお店もあります。

焼肉とラーメンの店

駅を出て左に曲がって少し行くと、イタリアンのお店「癒月」があります。
ちょっとイタリアンという気分でしたが残念ながら定休日。さらにもう少し行って踏切を渡ると手打ち蕎麦の「そば小屋」がありますが、今日は蕎麦の気分じゃないです。

イタリアンの店は定休日だった

カレーのスーリャにします。
テラスがあって海がすぐ目の前。

スーリャのテラス席へ

平日だというのにお客さんがずいぶんきてますよ。人のことは言えないけど。
テラス席はだいたい埋まってしまってます。店内の席にします。外眩しいし。

テラス席は満席でした

ここのシェフは全員ネパールのレストランで10年以上経験を積んだベテランだそうです。本格ネパールカレーがいただけます。

でもうっかりスープカレーにしてしまいました(ネパール風じゃないよね?)。
特にナンが絶品でした。

鹿肉スープカレーを

お腹が膨れたところで、ぶらぶら海岸を歩いてみよう。

店を出て、札幌方面へ少し行って川をわたったところでビーチのほうへ出てみた。

初秋のビーチへ

カモメがすぐ近くを飛んでいきます。

すぐそばをカモメが

雲が秋ですねえ。秋の雲、好きです。

雲はすっかり秋

しばらく初秋の海辺を満喫したら、道道225号に戻ります。「道道」って、他県では「県道」という意味の「道道」ですよ。念のため。

札幌方面に歩いて行って「銭函大山→」という表示があったら右に曲がってみましょう。

白い建物、地元では定評のある和食の「銭函大山」。すぐ左は洋菓子の「ガトーフレール」(C)。
ガトーフレールは「土鍋プリン」が評判です。けど、残念ながら定休日。大山はやってたけど、もう昼は食べた。

ガトーフレールと大山

再び道道に戻って進むと、左手にホテルがあって、右に大きく道路が曲がるところ。

ここから大きく右に曲がる

ホテルの横の川を渡ったところに、カフェの看板があるのを発見。

川の右手にカフェ発見

Cafe HANA」というカフェ(D)。ちょっと一休みすることに。

 Cafe HANA

目の前の海を眺めながら、まったりコーヒーを楽しめます。

まだそんなにお腹空いてないので、マドレーヌと、コーヒー。見た目地味ですけど、マドレーヌ、美味しい。
コーヒーも美味しい。好みのタイプです。

こちらのカフェ、もう20年近くやってるそうです。ただし平日も開くようになったのは最近とのこと。

マドレーヌとコーヒーで520円

さて、道道にもどって進むと右手にそば屋さんを発見。「手打ち蕎麦春別」です(E)。今日はもう食べられないので素通りして進む。

右手に「手打ち蕎麦春別」

左に折れてそのまま進んで国道に出たら左に行くと、餃子好きにはおなじみの「餃子茶屋 あおぞら銭函3丁め」がありますが、そっちへは行かず右へ。
「下手稲通り」を左にどんどん進みます。ここからはしばらくウォーキング。

右に「星観緑地」の入り口。ちなみにここで星観緑地へ入らずにそのまま進むと、最近デパ地下にも出店して人気の洋菓子「べんべや」の本店があります。

「星観緑地」北側の入り口

星観緑地(F)。緑あふれる公園です。5月には桜が楽しめます。

春には桜の見どころ

星観緑地を南へ通り抜けるとすぐJRほしみ駅です(G)。ほしみ駅は無人駅。

JRほしみ駅

まだ、電車には乗りません。線路の向こう側へ行きます。
向こう側へ渡るには駅の中を通ります。改札があるんですが横をスルーすれば通り抜けられます。電車に乗るときは忘れず改札してくださいよ。

線路を渡って国道5号線を挟んだ向かいにあるのが、「手作りアイスクリーム・パスコロ」(H)。
アイスクリームというかジェラートです。激ウマです。
ところが、ここもこの日は定休日でした!残念。

奥に見える右の白い建物が絶品ジェラートのパスコロ

くやしいので、別の日に行ったときの写真を載せておきます。ここはどれを食べても激ウマです。
近くへ行ったら必ず行ったほうがいい。

どれでもウマいジェラート

ジェラートのパスコロの隣にスープカレーの店「スープカリー Kufuu」もあります。前に何度か来たことあって、ここも結構お気に入り。
国道を小樽方面へいくと、またまたネパールカレーの店「ネパールカレーSTAR」もあります。そば屋さんもありますね。カレー率そば率高いですね。

ほしみ駅に戻って15時11分の電車で帰路につきました。

 

ほしみ駅まで歩くのは正直行ってちょっと遠すぎました。後半ほとんどウォーキングのエキササイズ。

銭函駅に戻るのが正解と思います。

 

銭函地区は他にもまだまだ紹介しきれなかった食い処や見どころもあり、歴史に詳しい人なら気づく色々な発見もありそうです。歴史のあるところだけになかなか奥が深いところです。

さて、この日のルートで、手打ち蕎麦春別からまっすぐ南方面に「小樽ビール銭函醸造所」があります。

「小樽ビール」はドイツのビール純粋令」に基づいて作られた地ビールでかなりウマい。
定期的に工場見学会が開催されていて、思う存分出来立てビールが楽しめるという夢のような醸造所です。
まえに一度だけ参加したことがあります。

こんどはそっちに行くことにしょう。

訪問日2018年9月18日(火)

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