ストレス社会に生きるみなさんであれば、何がしかの体の不調を抱えているんじゃないかと思う。
ときどき、みぞおちあたりが締め付けられるように痛むという症状はないだろうか。
それ、狭心症かもしれませんよ。
(※記事中、内視鏡検査の結果画像があります。人によっては刺激が強すぎるかもしれませんので閲覧ご注意ください)
締め付けられるような胸の痛み
私の場合、胸の中央、左右どちらか寄りということはなく、まさにみぞおちのあたりで、心臓なんだか消化器系なんだかわからないような胸の奥の方が、ぎゅっと締め付けられるような痛みで、症状がある間は何もできなくなるような状態だがほんの1〜2分で症状は治って、治ってしまうと何事もなかったように全然平気。というような症状があった。
そんな症状が年に一度あるかないかぐらいの頻度で起こる。という状態が数年続いていた。
職場の定期検診は毎年受けているし、かかりつけの病院にも通院して診察してもらっているのだが、まったく異常な所見はなし。
検診ではいつも正常なのに
ちなみに、直近の定期検診の結果を晒してみよう。
実は私、20代のころから血圧高めで(本態性高血圧というらしい)アムロジピンとトフィソパムという薬を常用している。そもそも、最近見直された基準からして本当に治療が必要な高血圧なのかどうか疑問もあるのだが、やはりこのことが影響しているのだろうか。でも、それ以外は全く正常であることが検診の結果をみてわかると思うのだがどうだろう。
中性脂肪も正常、コレステロールも正常。数値で見る限りことごとく正常だと思う。
さて、件の症状であるが、めったに起こらないから、治ってしまったものと思っているとまた起こる。
いちど、痛みの継続時間がいつもより長かったので、すぐにかかりつけの病院で検査してもらったこともあった。
いつだったっけと記録を調べてみたら2013年の11月だった。
心電図には全く異常はなし。逆流性食道炎の可能性もありということで、胃カメラも飲んだのだが、キレイな状態とのこと。
結局、そとのきは様子をみましょう。で終わったのかな。
激しい発作でようやく判明
そして、昨年2017年12月、突如激しい不整脈に見舞われ、不整脈・心房細動(発作性頻脈)という診断が下されることとなった。
12月の発作以降、何度か胸の痛みの症状が現れたがその段階でははっきり心臓とわかる左寄りの位置に痛みがあらわれていた。
結局あの痛みは心臓(狭心症)だったのだ。
不整脈は血栓を生じさせて命にも関わる病なのだが、現在では、手術・治療によって根治できる病だという。
手術を受けて治療することを決断し、翌月1月に手術を終え、現在に至っている。
狭心症にしても不整脈にしても、症状が現れていない時には心電図には全く異常は現れないという厄介な病だが、その発見に、私の場合Apple Watchが一役買ったことについては前のエントリーで述べた。(→まさにアップルウオッチに命を救われた…かもしれない)
みなさんも気になる症状があったら、Apple Watchが役にたつかもしれないですよ。