「写真.app」も悪くないと思いはじめてはいる。
なんといってもiPhoneをはじめとしたAppleデバイスとの連携は最強だ。
外部編集アプリとの受け渡しもずいぶん使いやすくなった。
それでも、Adobe Photoshopで編集したのをPhotoshop形式のまま置いておきたいんだけど、というときとか、融通か効かない感じがする。そういうときは本格的なソフトを使うんだろうけど、そこまではいらないんだよなあ。
あと、iPhone以外で撮った写真とか、過去の撮りたまった写真とか。
そういうのを、ちゃちゃっと整理してブラウズするときに「LEAFO」は最高に便利なんだけどなあ。
LEAFO は、普通にFinderで整理した写真をブラウズすることができる。「写真.app」などのようにアプリ専用のライブラリを作成したりしないのがいい。
ただし、フォルダの構造をちょっとしたルールに合わせる必要はある。
画像ファイル(①)が入ったフォルダをLEAFOでは「アルバム」(②)と呼ぶ。画像ファイルを置く同じ階層にはフォルダは置けないが、画像の形式ならほとんどOK、ムービーファイルでもいい。
この画像ファイルが入ったフォルダ「アルバム」をさらにフォルダの中に入れると、このフォルダが「アルバムボックス」(③)となる。
この「アルバムボックス」を「Picture」フォルダにある「LEAFO」フォルダ(④)に入れてやれば、LEAFOでブラウズすることが可能になる。「LEAFO」フォルダに入れるのはエイリアスでもいいので、事実上、画像ファイルはMacのなかのどこにあってもいいということ(前述のように画像ファイルと同じ階層にフォルダは置けないけど)。
この柔軟さがいいのだ。
LEAFOを起動して「アルバムボックス」メニュー(⑤)から「アルバムボックス」へアクセスする。
「アルバムボックス」ウインドウが表示され、その中に「アルバム」が表示される。
この「アルバム」にサムネイル(LEAFOでは表紙と呼ぶ)がつくのがイイのだ。
あの写真どこだったかなぁと探すときに、このサムネイルがあるのとないのとでは大違いなのだ。
「アルバムボックス」ウインドウの「アルバム」をクリックすれば「アルバム」ウインドウが開く(⑧)。
また、「アルバムボックス」をさらに上位のフォルダにネスト(⑨)して「LEAFO」フォルダに置くと、
「アルバムボックス」メニューのサブメニューに「アルバムボックス」が表示される。(さらに階層を深くすることも可能)
「アルバムボックス」が複数ある場合(ほとんどそうなると思うが)、どれかを「起動ボックス」に指定して置けば、LEAFOを起動したときに、そのアルバムボックスが開く。
私の場合、年ごとにアルバムボックスを作っている。
アルバムボックスを開いた状態で、カメラのSDカードをさすとかして、LEAFOでデータを読み込む(11)と、自動で撮影年月日がフォルダ名になったフォルダ(アルバム)に振り分けてくれて、なおかつ中のファイルから1枚勝手に選んでサムネイルもつけてくれる。このフォルダ名は変更することが可能だし、サムネイルも変更することが可能だ。
考えなくても、年ごと、月日ごとに画像ファイルが整理できるわけだ。
簡単なことを簡単にできること。他のアプリを探してみても、意外にこういうことができないことが多い。
もちろん、機能はこれだけでなくて、なかなか気の利いたことが色々できるのだけれど、ここでは割愛します。
が、App Storeのレビューを一部引用します。(実は私が書いたレビューです)
このLEAFOは、普通のフォルダに日毎にファイルをわかりやすく自動で取り込んで整理してくれます。もちろん自分のルールで整理し直すのも可能です。finderでファイルをいじっても全く問題ありません。サムネイルも見やすい。Retina非対応というのが少し残念ですが、ほかのアプリへの受け渡しが簡単なので問題ありません。ムービーやpdfも大丈夫です。
機能はシンプルなように見えますが、結構高機能です。ジオタグが付いていればブラウザのマップにリンクしますし、Webページ内の画像一括取り込みとかもできるし、コンタクトシートの印刷、年賀状のレイアウトなんかもできます。一括連番リネーム、撮影日時の一括変更もできます。
どんなにファイル数が増えても(少なくとも私の経験では)軽快なのもイイです。
プレビューのサンプル画像が可愛い系の配色なので敬遠してしまう人がいるかもしれませんが、シックでクールな配色にももちろん変更できますよ。
最高です。- written by seis at LEAFO (Mac App Store)
このように、お気に入りのLEAFO なのであるが、2015年のバージョン3.1.7 以降アップデートが滞っている。
アプリのアイコンも、フラットデザイン以降の潮流から見ると、個人的にはちょっと古めかしい感じなので、実は冒頭にあるアイコンは私が勝手にフラットデザイン風に作りました。(スミマセん)。
現在 Mac App Store での購入はもちろん可能だが、この先、アップデートがなければ次期OSでどうなるか...実は心配している。
開発元にはなんとか頑張ってほしい!