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Googleフォトで写真を整理するのをやめた理由

投稿日:2018年8月17日 更新日:

これまで、主に旅行先で撮りためた写真をアルバムに整理するのにGoogleフォトを使ってきた。

とっても気に入って使っていたのだが、旅の写真の整理に関しては他を検討しようと思っている。

 

旅行の写真を Googleフォトのアルバムに整理

Googleフォトは写真を容量無制限で保存できるクラウドサービス。

無料プランではデータを圧縮するのでオリジナルのデータの画質は維持されないが、一般的なプリントなら必要十分な画質だし、PCやスマートフォンなどのデバイス上で閲覧するなら全く問題ない。

私の場合、写真のオリジナルのデータは、デジタルカメラで撮った写真と、iPhoneで撮った写真、どちらもいったんMacに取り込み、画像ブラウザソフトの「LEAFO(【LEAFO】画像ブラウザのマイベストアプリ「LEAFO」のアップデートを切に願う)」で整理し、HDに保存してきた。

旅行の写真のみGoogleフォトにアップロードして、旅ごとにアルバムに整理して様々なデバイスで見て楽しんでいた。

WebブラウザかGoogleフォトアプリのインストールしてあるデバイスなら、ログインさえすればどこでも見ることができるのが便利。

 

Googleフォトの利用を中断していた理由

しかし、実は昨年の夏以来、Googleフォトへ写真をアップロードする作業は中断していた。

なぜかというと、特に海外で撮った写真の場合、正しい時系列に並ばないのだ。

旅の写真は行程を順を追って時系列で楽しみたいではないか。

それが一筋縄ではいかないのだ。

海外で撮った場合、時差が問題になる。それを補正するのに活用されるべき位置情報と撮影時刻のデータをどう処理するか。その解釈がカメラやアプリケーションによって異なるため(だと思う)、並び順が狂ってしまうのだ。

 

「写真.app」の「写真が時系列で並ばない問題」の場合

この、「写真が時系列で並ばない問題」はGoogleフォト以外、例えばMacの「写真.app」でも起きる。

しかし、「写真.app」での「写真が時系列で並ばない問題」は、いちおう解決することができた。

【写真.app】海外で撮った写真が時系列で並ばない問題をなんとかする

iPhoneで撮った写真はiCloudの「マイフォトストリーム」をオンにしてあればMacの「写真.app」に自動的に取り込まれる。 これが超絶楽チンなので、最近はiPhoneで撮った写真はもっぱらこれ ...

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最近はiPhoneで写真を撮ることの方が増えたので、今年の夏からは、まず、iPhoneの写真の取り込みが楽チンなMacの「写真.app」で整理してみることにしたのだ。

「写真.app」での「写真が時系列で並ばない問題」が解決できたので、「写真.app」をベースに、再度Googleフォトでも写真を整理してみることにした。

昨年リリースされたGoogleの「バックアップと同期」アプリケーション(Mac)を使えば、Macの「写真.app」のライブラリをまるごとクラウドにバックアップすることができて、なおかつ、その中の写真をGoogleフォトで利用することができるのだ。

 

Googleフォトの「写真が時系列で並ばない問題」

「バックアップと同期」アプリケーションで写真ライブラリをバックアップした後、WebブラウザのGoogleフォトで今年の旅の写真を表示してみた。

さて、その結果、Googleフォトでの「写真が時系列で並ばない問題」は、「写真.app」よりもなお一層複雑であることがわかった。

時系列で並ぶべきところ、やはり並び順がおかしなことになっている。

並び順が狂ってしまう事象には何か一定のパターンがあるのではないかと考え、ブラウザ上のGoogleフォトで写真の情報「日時を編集」表示して時刻と時間帯(タイムゾーン)を確認し、パターン毎に整理してみた。

iPhoneの標準カメラで撮った場合

撮影に使ったiPhoneは、現地(今回の旅行地はミャンマー)に入国した時点で、「設定」-「一般」-「日付と時刻」で現地の時間帯に変更したのちに撮影している。

表中のファイル名は仮のもの。比較のためUTC(協定世界時)も記載した。

iPhoneの標準カメラで撮った写真
ファイル名 撮影時刻
(UTC時間)
Googleフォトで
表示された撮影時刻
(UTC時間)
誤差 GPS
情報
備考
IMG001.jpg ミャンマー時間
9:20
(2:50 UTC)
ミャンマー時間
15:50
(9:20 UTC)
+6:30 あり
IMG002.jpg ミャンマー時間
9:21
(2:51 UTC)
ミャンマー時間
15:51
(9:21 UTC)
+6:30 なし 写真.appで時刻と時間帯を修正済み
IMG002_.jpg ミャンマー時間
9:21
(2:51 UTC)
日本時間
9:21
(0:21 UTC)
-2:30 なし 写真.appで修正する前のデータ
IMG003.jpg ミャンマー時間
11:42
(5:12 UTC)
ミャンマー時間
11:42
(5:12 UTC)
0 あり
IMG004.jpg ミャンマー時間
11:51
(5:21 UTC)
ミャンマー時間
11:51
(5:21 UTC)
0 なし 写真.appで時刻と時間帯を修正済み

GPS情報の付いている写真「IMG001.jpg」では時間帯(タイムゾーン)がミャンマーで、時刻が実際の撮影時刻よりも6時間30分後の時刻になっていた。

6時間30分というのはミャンマー時間のUTC(協定世界時)との時差だから、おそらくGPS情報が付いていても、写真に記録された時刻はUTC時刻と解釈しているのだろう。そのうえで位置情報に合わせてミャンマーの時差分時刻が修正されているのだ。
これは、GPS情報が付いていない写真のうちMacの「写真.app」で時間帯と時刻を修正しておいた写真「IMG002.jpg」の場合も同様だった。

「写真.app」で修正をするまえの写真 のオリジナルのデータ「IMG002_.jpg」も調べてみると、こちらは時間帯が日本で、実際の時刻よりも2時間30分早い時刻になっている。

2時間30分は、ミャンマーと日本の時差だから、撮影地点についての情報がない場合は、写真に記録された時刻は日本時間だという解釈になるのだろう。

だいたいパターンがわかってきた。

ところが、いくつか写真の情報を調べていくうち、「IMG003.jpg」「IMG004.jpg」のようにそれぞれ「IMG001.jpg」「IMG002.jpg」と同じ条件なのに、正しい時間帯、正しい撮影時刻になっているものもあることがわかってきた。

またわからなくなってきた。

iPhone以外のデジタルカメラで撮った場合

次に、iPhoneではなく、デジタルカメラ(PENTAX K-3)で撮影した写真についても調べてみた。

K-3では、撮影前に「ワールドタイム」という機能で時間帯を現地時間に切り替えてから撮影している。GPS機能はついていない。

PENTAX K-3で撮った写真
ファイル名 撮影時刻
(UTC時間)
Googleフォトで
表示された撮影時刻
(UTC時間)
誤差 GPS
情報
備考
_IMG001.jpg ミャンマー時間
14:47
(8:17 UTC)
ミャンマー時間
21:17
(14:47 UTC)
+6:30 なし 写真.appで時刻と時間帯を修正済み
_IMG001_.jpg ミャンマー時間
14:47
(8:17 UTC)
日本時間
14:47
(5:47 UTC)
-2:30 なし 写真.appで修正する前のデータ

Macの「写真.app」で修正を加えたものとそうでないもので違いが生じた。どうもGoogleフォトはMacの「写真.app」で修正を加えた時間帯の情報を利用しているらしい。

やはり、基本的には位置情報(時間帯についての情報?)がついていれば、記録されている時刻をなぜかUTC時間の時刻として解釈し、そうでなければ日本時間として解釈しているようだ。

ただし、それは基本であって、一度情報を確認した写真を時間が経ってから再度確認してみたところ、時間帯と時刻が変わっていたりするのだ。

それは発展途上のAIの仕業

Googleフォトでは、AI(人工知能)の技術を使って、前後の写真との類似や写っている景色を認識して自動で修正を加えるのだろう。

もうひとつの例として、そもそもGPS機能のないK-3(デジタルカメラ)で撮影した写真にも「撮影場所(推定)」としてマップが表示されることがある。

こうした自動の修正は随時処理されるようだ。

こうなってくると、もうお手上げだ。全自動で本当に正確な情報に修正してくれるなら良いが、まだそこまではいっていない。自分で手作業で修正するにしても、あとから勝手に書き換えられるかもしれない。そもそも修正が必要な膨大な数の写真を条件を設定して抽出する方法もない。

Googleフォトの「写真が時系列で並ばない問題」まとめ

Googleフォトで、写真の撮影時刻、時間帯がどう処理されるのかまとめてみた。

  1. 時間帯情報(GPS情報や写真.appでの修正)がある写真は、撮影時刻がUTC時間と解釈されて、時間帯情報に合わせて時差分修正され、時間帯情報の時間として表示される。
  2. 時間帯情報(GPS情報や写真.appでの修正)がない写真は、撮影時刻が日本時間と解釈されて、日本時間として表示される。
  3. 時間帯情報(GPS情報や写真.appでの修正)があってもなくても、正しい時間帯、正しい時刻で表示されることもある。
  4. 1〜3のいずれも、恒久的ではなく書き換えられるかもしれない。

Googleフォトで写真を時系列に並べるのは諦めた。

 

Googleフォトの今後への期待、あるいはリクエスト

Googleにしても、この現象を放っては置かないだろうとは思う。

例えば、iPhoneのGoogleマップには「タイムライン」という機能があって、ユーザーの訪れた場所や移動したルートを自動で記録することができるが、ときどき「〜ですか?」と確認を求める通知や表示が自動的に現れて、正しい情報に修正することを求められる。

Googleマップのタイムラインではときどき確認を求められる。

Googleマップのタイムラインではときどき確認を求められる。

ここで修正を加えることで、この後の記録の精度が徐々に高まっていくわけだ。

Googleフォトでも、「日時を編集」で時間帯・時刻を修正するインターフェースが備わってはいるが、写真ひとつひとつ編集しなければならない。

まとめて「これらの写真の時間帯・時刻は正しいですか?」ときいてくれればいいのではないかと思う。


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