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iPhoneデータ管理ソフト: DearMob iPhoneマネージャー写真管理かなりオススメ

投稿日:2019年4月29日 更新日:

いまや、写真を撮るならiPhone(などのスマホ)で撮るのが当たり前、音楽を聞くのもiPhone(スマホ)。電子書籍を読んだり、バーコード決済したり...

その機能は多様化し、できることがどんどん増えています。

 

でも意外と、撮った写真は撮りっぱなし、溜まっていく一方でどうしよう?とか、音楽を取り込むのが面倒で、もっと簡単にならないかなあ、という人も多いんじゃないでしょうか。

実を言うと私自身がそう。

 

もっと簡単にiPhoneを活用できるようなソフトがあればいいのになあ。と感じていませんか。

そんな人にオススメできそうな、今日は「DearMob iPhoneマネージャー」を使ってみたレビューです。
(この記事はレビューの依頼を受けて執筆しています)

 

なお、この記事ではMacの環境で説明していますが、Windowsもほぼ同様です。一部異なる部分もあります。詳細は公式サイトでお確かめください。

 

 

DearMob iPhoneマネージャーでできること

 

DearMob iPhoneマネージャー(以降「DearMob」と表記)はiPhoneなどのiOSデバイスの「写真」や「ミュージック」、「ビデオ」、さらには「連絡先」や「メッセージ」などのデータも含め、デバイス内でユーザーが利用可能なほぼ全てのデータにアクセスして操作や編集を行うことができるソフトです。

 

インストールはこちらの公式サイトから。→DearMob iPhoneマネージャー

インストール方法は、特に迷うこともないはず。

 

 

起動後のメインインターフェイスはできることが一目で把握できるようになっていて、わかりやすく大変シンプルです。リストアップすると次のとおり。

 

DearMob iPhoneマネージャーでできること

できること一覧

  1. 写真転送・管理
  2. 音楽転送・管理
  3. ビデオ転送・管理
  4. iPhoneバックアップ
  5. iOS11ファイルアプリ管理
  6. ファイル暗号化
  7. 連絡先管理
  8. PodCast・iTunes U管理
  9. 電子書籍転送・管理
  10. 着信音・ボイズメモ管理
  11. アプリ管理
  12. メッセージバックアップ
  13. カレンダー管理
  14. ブックマーク管理(Safari)
  15. USBメモリー化

 

公式サイトのマニュアルページで全ての機能を確認することができます。

日本語の翻訳が少々微妙なところがありますが、できることの概要はつかむことができるでしょう。

 

 

この記事では、約1ヶ月使用してみてわかった筆者のおすすめポイントに絞って、公式サイトのマニュアルページにも載っていなかったちょっとした情報と合わせてお伝えします。

 

 

軽快操作の写真転送

 

iPhoneで撮ったはずの写真、ちょっとMac/PCに転送して使いたいんだけど、たくさんあるなかから探すのめんどくさいなあ〜。

そんな時に威力を発揮するのがこのDearMobの「写真転送」の機能です。

 

 

「写真転送」ボタンをクリックして、写真のロード(読み込み)が完了するまで、最初はしばらく待たされます。

筆者のiPhoneには6,000枚ほど撮りためた写真が保存されていましたが、試した環境では、写真のロードが完了するまで10秒ほどかかりました。(筆者のMacは2013年のモデルなので最新のMacならもっと早いはず。たぶん爆速でしょう)

最初は待たされる感覚はありますが、一度ロードされてしまうと、そのあとのサムネイル表示はとてもスムーズです。

 

 

ウィンドウの構成を確認してみましょう。

Finderのウィンドウや、多くのアプリケーションで見かけるウィンドウと似た構成になっていて、直感的に理解しやすいのではないでしょうか。

ウィンドウの表示内容に対して実行できるコマンドが並んだ「ツールバー」(1)、ウィンドウの表示をフォルダ(アルバム)やカテゴリで切り替える「サイドバー」(2)、ウィンドウの表示内容やコマンドの選択状態についての情報を表示する「ステータスバー」(3)が並んでいます(これらのバーの名称は筆者が便宜上名付けたもので公式な名称ではありません)。そして右下に、コマンドを実行する「同期ボタン」があります。

このウィンドウの構成は、「写真転送」のほか「音楽管理」、「ビデオ管理」などでもほぼ同様となっています。

 

 

 

コンテンツを選ぶ

 

撮りためてiPhoneに保存したままになっている大量の写真の中から、いかに効率よく目的の写真にたどり着けるか。

そこがこの機能の真価の見せ所。

 

サイドバー上部の「カメラロール」、「最近削除された項目」、「お気に入り」は、iPhoneの「写真」アプリの「アルバム」で表示される同じ名前のアルバムに対応しています。

 

 

サイドバーの「セルフィー」から「アニメーション」までは「写真」アプリの「メディアタイプ」に対応しています。

 

 

iPhoneの「写真」アプリでの表示と比べて見ましょう。

OSのバージョンによっては異なるかもしれません(これはiOS12.2)が、ほぼ同じであることがわかりますね(iPhoneのメディアタイプに表示される「ビデオ」はDearMobでは「ビデオ管理」で管理します)。

 

 

個人的には、Live Photos(ライブフォト)にすぐアクセスできるのが嬉しいですね。

筆者はふだん、Macの「写真.app」に、iPhoneで撮影した写真がマイフォトストリームを経由して自動的に保存されるように設定しているのですが、その方法だとライブフォトが保存されません(iPhoneで撮影したビデオも同様)。

ライブフォトはなくてもいいか。と割り切っていたのですが、なかには取っておきたいと思うライブフォトもあって、そんなライブフォトを取り出すのに役に立ちそうです。

 

サイドバーの下方には、iPhoneの純正以外のカメラアプリ等によって自動的に生成されたアルバムや、iPhone上でユーザーが作成したアルバムが並びます。

 

 

こちらも、iPhoneで確認してみましょう。「マイアルバム」のうち、純正以外のアプリやユーザーが作成したアルバムと一致しているのがわかります。

 

 

ちなみに「ピープルと撮影地」や「マイフォトストリーム」、「共有アルバム」等のアルバムはDearMobでは表示されませんでした。

 

「グループ:」プルダウンメニューでは、「年により」=年単位で、「月により」=月単位で、「日により」=日単位でグループ分けして表示することも可能です。

撮影した日がはっきりしている写真を探すときは、この「日により」が便利。

 

 

また、アルバムを選んで(1)から、月単位で表示(2)するなどして絞り込んでいくこともできます。

 

 

グループ分けせずに、カメラロールのすべての写真を表示した状態でも、スクロールの動作がスムーズでほとんどストレスを感じないので、快適に目的の写真を探すことができます。

 

iPhoneで撮りためた大量の写真の中からMac/PCに転送したい写真を探すといった利用目的を考えたとき、この表示がスムーズかどうかは重要ですよね。

 

私は、iPhoneからMacへ写真を転送するのにMac標準の「イメージキャプチャ」をときどき使っていたんですが、写真を探しながら画面をスクロールするたびにサムネイルが表示されるまでがもたつく感じでストレスを感じていました。

その点、この「DearMob iPhoneマネージャー」は早いです。待たされる感じはほぼありません。

 

 

エクスポート

 

さて、Mac/PCに転送した写真が見つかったらクリックして選択。複数選択するときは「⌘(コマンド)」キーを押しながらクリックです(1)。選択したい複数の写真が連続しているなら最初の写真をクリックして「shift(シフト)」キーを押しながら最後の写真をクリックでもいいですね。

選択し終えたら「エクスポート」ボタンをクリックします(2)。

 

 

転送が終わると、自動で、転送先のフォルダがFinderで開きます。

 

 

よく見ると気づくかもしれませんが、ここで知っておいた方がよい注意点が一つ。

同じ日に連続して撮影した3枚の写真を転送したのにもかかわらず、1枚だけ「変更日:」「作成日:」が今現在(転送を実行した日時)になってしまっています。

 

 

この事象は、HEIC形式の写真がJPEG形式に変換されて転送された場合に起こります。

形式を変換して新規で保存される扱いになるものと思われます。つまりエクスポートを実行(=JPEG形式に変換)した日時が変更日/作成日の日時になります。

 

HEIC形式というのはiOS11以降で採用されているファイル形式で、従来のJPEG形式に比べて圧縮率が高く、画質はそのままにファイルサイズが小さいのが特色です。

iPhone7以降でOSがiOS11以降なら、標準のカメラアプリで撮影した写真はデフォルトでHEIC形式で保存されているはずです。

一方で標準以外のカメラアプリなどで撮影された写真ではJPEG形式で保存されることが多いようです。

ファイルサイズが小さくなるので、ストレージの容量を節約できるなどメリットのあるHEIC形式ですが、iOS11以降のiOSデバイスか macOS High Sierra以降のMacでないと、標準では開くことができません。

 

そこで、DearMobでは、HEIC形式そのままで転送するか、JPEG形式に変換して転送するか、どちらかを選んで転送できるようになっています。

「エクスポート」ボタンの右部分をよく見ると下向きの三角形(▼)があって、オプションが選択できることがわかりますね。

 

 

「エクスポート」ボタンを長押しすると、「HEICをJPGにエクスポート」か、変換せずにそのまま転送する「エクスポート」かを選んで転送することができます。(デフォルトでは「HEICをJPGにエクスポート」が選択されているはずです)

(選択した写真がJPEG形式の場合はそのまま転送するだけなのでオプションを選択することはできません)

 

 

そのまま転送する「エクスポート」で転送して見ましょう。(ここで選択した転送の設定は次回以降クリックして転送したときも維持されます)

 

 

Finderで確認すると、拡張子が「HEIC」となっていて、変換されずに転送されたことがわかります。

変更日/作成日も元の日時のままです。

 

 

通常は、どんなデバイスでも開けるJPEG形式に変換して転送しておくのが良さそうです。ただし、ファイルの作成日時(撮影日時)で写真を整理している人にとってはちょっと都合が悪いかもしれませんね。

ちなみにMac標準の「イメージキャプチャ」の場合はどうかというと、iPhone側の設定で「MacまたはPCに転送:自動」になっていれば、作成日/変更日が元の日時のままJPEGに変換されて転送されます。(iPhone側の設定は「設定」>「写真」で行います)

 

 

写真削除

 

必要な写真をMac/PCに転送してしまって、いらなくなった写真をiPhoneから削除しよう。というとき、iPhoneでちまちま削除していくのってめんどくさいですよね。

そんなときも、DearMobなら簡単。エクスポートのときと同様に簡単にスムーズに選択できるので早いですね。

 

削除したい写真のサムネイルを選択したら、「写真削除」ボタンをクリック...

 

 

エクスポートの時とは違って、この「写真削除」や「写真追加」の操作ではボタンをクリックした時点ではまだ操作は完了していません。

サムネイルの左上のボタンで写真一枚ずつ取り消しが可能(1)。キャンセルボタンで全て取り消すこともできます(2)。最終的に「同期」ボタンをクリック(3)したときに写真削除の処理が実行されます。

 

 

 

写真追加

 

Mac/PCからiPhoneに写真を追加する場合、iPhoneに既存のアルバムにはMac/PCから写真を追加することはできません。iTunesでMac/PCの写真を同期する方法で生成されたアルバムか、DearMobで作成したアルバムに追加します。

DearMobでアルバムを新規に作成するときは、サイドバーの「+」ボタンをクリック。

 

 

写真が追加可能なアルバムが選択されているときに「写真追加」ボタンが有効になります。「写真追加」をクリックして...

 

 

Mac/PCの写真を選択。

選択したら「開く」をクリック。

 

 

この段階ではまだ写真追加の処理は行われていません。

サムネイルの左上のボタンで写真一枚ずつ取り消しが可能(1)。キャンセルボタンで全て取り消すこともできます(2)。最終的に「同期」ボタンをクリック(3)したときに写真追加の処理が実行されます。

 

 

iPhoneで確認してみましょう。

「写真」アプリのアルバムの「Macから」というカテゴリにアルバムが追加されています。

 

 

 

データを変換してインポートできるビデオ管理

 

 

「ビデオ管理」は、「写真転送」とほぼ同じインターフェースと操作方法なので、迷うことなく使用できると思います。

エクスポート/追加/削除の操作ができます。

 

まず、ウィンドウの表示を確認しておきます。

サイドバーの「録画済みビデオ」にあるのは、iPhoneで撮影したムービーです。iPhoneでは「写真」アプリの「メディアタイプ」ー「ビデオ」にあるのですが、DearMobでは「写真転送」ではなく、この「ビデオ管理」の方にあります。

 

 

それ以外の4つのカテゴリー「ホームビデオ」、「TV番組」、「ミュージックビデオ」、「ムービー」は、iTunes の「編集」メニューの「ビデオの情報」の編集で設定可能な「メディアの種類」に対応しています。

 

 

「写真転送」のインターフェースとは違い、時系列でグループ分けする機能がありませんが、操作方法は、ほぼ同じなので迷わず操作できると思います。

 

 

ビデオ追加

 

「ビデオ管理」の機能で一番のおすすめポイントは「ビデオ追加」の機能でしょう。

iPhoneで再生できない形式の動画を、再生できる形式に変換して取り込むことができるんです。

 

ちなみにビデオを追加する際には、サイドバーで選択するカテゴリーのうち、「録画済みビデオ」、「ムービー」には追加することはできません。

それら以外のカテゴリーを選択しましょう。

 

「ビデオ追加」ボタンをクリックして、Mac /PC上のビデオを選択します。

そのままではiPhoneに対応していないAVI形式や、MKV形式、FLV形式などのビデオも選択することができます。

 

 

iPhoneに対応していない形式のビデオでは「対応できません」と表示されますが、その下に表示される「変換」ボタンをクリックすればiPhoneで再生可能なMP4形式に変換することができるのです。

 

 

変換が終了したら「同期」ボタンをクリックしてエクスポートすればOKです。

Mac/PCで入手したビデオをiPhoneに入れて外出先で見たいというときに大いに重宝する機能ではないでしょうか。

 

もう一つのおすすめポイント。ファイルサイズが1GBを超えているビデオを選択した場合...

 

 

サムネイルの上に「サイズ縮小」と表示されるのでその横のチェックボックスをオンにすると、「変換」ボタンが表示されます。

このボタンをクリックすればファイルを圧縮することができます。

 

 

変換して取り込んだビデオをエクスポートして、元のビデオと比べて見ました。

1.16GBあったサイズが、814.5MBになっていました。

 

 

デバイスのストレージ容量を節約できる最適サイズにしてくれる。なかなか気の利いた機能です。

 

 

音楽管理で着信音の作成も簡単

 

 

「音楽管理」も、「写真転送」とほぼ同じインターフェースと操作方法なので、迷うことなく使用できると思います。

エクスポート/追加/削除の操作に加えて、「編集」=情報の編集も可能になっています。

 

また、個別の音楽にマウスオーバーした時に表示されるボタンで操作することも可能です。

 

 

着信音作成

 

なかでも気が利いているのは「着信音作成」です。

 

「着信音作成」ボタンをクリックすると、即、着信音メーカーが開きます。

好みの部分をトリミングして「OK」をクリックすると、着信音が作成されます。

 

 

着信音は複数の音楽から一度に作成することも可能。

着信音を作成すると、アイコンが表示されて着信音が作成済みであることが見分けられます。

「同期」ボタンをクリックしたら着信音がiPhoneにインポートされます。

 

 

インポートされた着信音は、「音声」の編集画面で確認することができます。

 

 

 

 

「音声」でも「着信音追加」のボタンから着信音を追加することができますが、こちらはすでに作成された音声ファイルのインポートとなります。

 

 

そのほかの機能

 

「そのほかの機能」と一括りにしてしまいましたが、開発者の立場からしたら、むしろそのほかの方にスポットをあててほしいと思うかもしれません。

そう思わせるような気のきいた機能がいくつも備わっています。

 

でも、ここまでで紹介したような、写真やビデオ、音楽の転送や管理等、一見基本的とも思えることを快適に操作できることこそがこのDearMobの真価であるように感じました。

 

ここでは筆者が特に魅力を感じた特徴的なポイントのみリストアップしておきます。

 

そのほかの特徴的な機能

 

 

総評

 

最近は、様々なことを全自動でユーザーに提供してくれるようなソフトが増えていますが、逆にマニュアルでササっと済ませたい簡単なことが、意外とできないということが多いような気がします。

iPhoneなどのiOSデバイスを活用する上で、標準でできて欲しいのになぜか備わっていないファイル操作等も、そんなできないことの一つ。

このDearMobは、そういう抜け落ちている部分を補完してくれる強力なツールになり得ると思います。

上でも述べたように写真やビデオ、音楽の転送や管理等、一見基本的で地味とも思えることを軽快に快適に操作できることが何よりこのDearMob iPhoneマネージャーの真価だと感じました。

 

ただし、現状では、動作の不安定な部分も見られました。

筆者の環境によるのかもしれませんが、「バックアップ」の操作では、1日たっても完了せず、何度かやむなく強制終了。また、転送の操作が完了しているのに、転送失敗と表示されることが何度かありました。

アップデートによってこうした事象も解消していくでしょうし、機能もさらにブラッシュアップされていけば、手放せないツールになる可能性大じゃないでしょうか。

もっとも、問題なく使える機能の部分に限っても、十分利用する価値のあるツールだと感じます。

 

ただし、iTunesと併用していく場合には気をつけなければならないことがあります。

iTunes以外の方法でiPhoneに追加した音楽やビデオは、iTuensで同期を実行したときに削除されてしまうということが起きます。

これを回避する方法については次の記事で解説しています。↓

iTunes で同期したときに iPhone から音楽が削除されてしまわないようにするには

  iTunes が使いにくいと感じている方が多いんでしょうか。iTunesを使わずに音楽や写真を管理できるソフトがいくつも開発されています。 そういう私も、それらのソフトのうちいくつかを試 ...

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上記記事の内容を確認すれば、問題なくiTunesと併用することが可能です。

 

 

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