長い間定説と思われていたことが、実は違っていましたということが往往にしてあるものだが、昨今の糖質制限ブームにまつわる事柄もその代表的なものだろう。
肉も油も太らない
かつては肉や脂肪の摂りすぎが肥満の原因で、健康にも害を及ぼすと考えられてきた。
今や、肉を食べても太らないし、太る原因は炭水化物(糖)にあるのであって健康のためにも炭水化物(糖)は出来るだけとらない 方が良い。というのが定説になりつつある。
最近になってこの説に真っ向から異を唱える説も現れてはいる。
「炭水化物減らすダイエットで老化顕著に 東北大大学院が報告」などといったものがその代表だ。
私は研究者でもなんでもないので、どちらが正しいかといった主張をするつもりはないのだが、
自らの体験に基づく実感として自分の場合、炭水化物が肥満の原因になるのは間違いないと思っている。
1年間で10kg減量
私はかつての体重が最大82kg超あって完璧なメタボ体型だったのだが、20年ほど前に、1年間で10kg以上減量することができた。
方法は、できるだけご飯(コメの飯)を食べないようにしただけである。
今のような糖質制限という概念すらない頃だった。
きっかけはどこかで「ハリウッドのセレブは体型を維持するためにアルコールを口にするときは主食を摂らない」みたいな噂を耳にして、なるほどそうかと思って試しにやって見たのだ。(ミーハーですね)
頑張って減量したわけでは全然ない。
さらには、そもそもビールを飲みたかったからであって、夕食には必ずと言っていいほどビールを欠かさなかった。
特に運動もしていない。
強いて言うなら他には、最初に野菜を多めに食べるようにしただけである。
それだけで知らない間に1年経ってみると70kg前後の体重になっていた。
増減はあるが、最近では65kgから67kgあたりで推移している。
糖質制限を批判する説で、よく「リバウンドが危険」というものがあるが、そんなことはない。ご飯を食べなければ良いだけだ。
まあ、白い飯がなにより美味しいという日本人は多いから難しいのかもしれないが、私は割と平気である。
ビール減量法
おかずだけでは辛い、ご飯が欲しくなるという人が多いと思うが、私は、自分で料理もするので可能なのかもしれないが、料理の味付けを濃くしなければ大丈夫である。一緒にビールも飲むのでそれで満足。
これを私は「ビール減量法」と呼んでいる。
そんなわけで、炭水化物、ご飯(コメの飯)は太ると思うし、また、ビールはいくら飲んでも太らないと思っている。
よくビールは太るといわれているが、少なくとも私はビールでは太らない。毎日必ずと言って良いほど缶ビール2本以上は飲んでいたと思うが太らなかった。
だいたい、日本人であれば必ず米の飯は食うと思うので、結局大部分の人は米で太ってるのじゃないかなと思う。
最近はワインを飲むことの方が多くなって結構な量を飲んでいるが、やっぱりというか当然というかワインでも太らない。
アルコールも太らない
とかくアルコールは悪者にされがちである。
今朝、ネットで目にした記事…
「糖質オフの酒なら太らない」は大ウソだ(プレジデントオンライン)
曰く、「健康診断で中性脂肪の数値が高い人は、男性はたいてい飲み過ぎ」って、それは論理の飛躍では?
私の健康診断の結果を見て貰えばわかるが「ビール減量法」を始めてから、私の中性脂肪値は下がっている。低すぎるくらいである。
脂肪を貯めるためには飲み方が足りないということか?
アルコールの摂取が健康に害を与えることはないというつもりはないが、すくなくとも、太りはしないし、中性脂肪値も増えていない。
酒にまつわる習慣によって太ることはあるのだと思うけれど、アルコールそのものに原因はないと思う。
件の記事に戻ると、アルコールを控えることと合わせて、最初におにぎりを食べて食べ過ぎを防ぎましょうと来た。
どんだけ米の飯を食べさせたいんだ。と思ってしまった。