アップルストアでiPhoneを買った
この5月にアップルストア(オンライン)で iPhone 14 Pro を購入。2019年から使い続けてきたiPhone 11 Pro から機種変更した。
筆者のキャリアはUQmobileで、ちょっと前にauから乗り換えたばかり。
iPhoneを買い換えるなら、かつてはキャリアで購入するというのがお得に手に入れる方法の定番だった。iPhoneが購入できる当時の3大キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のいずれも、毎月の通信量から購入代金の分割分を割引いていくというプログラムが用意されていた。
現在ではこういった割引は行われていない。代わりに、購入代金を分割にして、だいたい2年後に端末を返却すれば、残額分は免除されるという買い替えプログラムが4大キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)ともに用意されている。
実は、これらキャリアの買い替えプログラムは、回線の契約がなくても利用することができる。
なのでUQ mobileの私が、auの「スマホトクするプログラム」を利用することができるのだ。なんなら、NTTドコモの「いつでもカエドキプログラム」やソフトバンクの「新トクするサポート」、楽天モバイルの「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」も利用できるのだ。
だけれども、筆者はアップルストアで購入することにした。
アップルストアで購入する場合だが、上記の4大キャリアような買い替えプログラムは用意されていない。けれど代わりに下取りプログラムの「Apple Trade In」を利用することができそうだ。現在提示されている過去モデルの下取り額から予想すると、4大キャリアのプログラムで免除される残債とほぼ同じくらいになるんじゃないだろうか。
今回の購入にあたって旧機種の iPhone 11 Pro(256GB) をApple Trade In で下取りに出したが、査定結果の支払額は35,000円。4大キャリアでも買い替えプログラムとは別に下取りプログラムが用意されていて、各社の公式サイトで見積額を調べることができるが、比べてみたらこの額はどのキャリアの下取り額よりも高額であった。
そして、そもそもアップルストアで買った方が端末の値段が安い。
アップルストアでは金利0%の分割払いも選択できる。
分割払いにした場合の毎月の支払いは4大キャリアのプログラムよりちょっと高くなるけれど、将来にわたる支払い総額で見ればけして割高ということにはならないだろうという予想だ。
このあたりはそれぞれの事情で変わってくるだろうとは思うけれど、自分としてはアップルストアでiPhoneを購入という選択には満足している。
確認すべきこととは?
さて、表題の「確認すべきこと」であるが、それは「auスマートパス / auスマートパスプレミアム」のことである。
ショップで購入/機種変更時に店員に勧められてなんとなく加入したままになっているというユーザーは多いんじゃないかと思う(自分だけ?)。
「auスマートパス / auスマートパスプレミアム」を使い尽くすにはアプリが必須だが、アプリがなくても利用は可能だ。(実際、筆者は使ってなかった^^;)
「auスマートパス / auスマートパスプレミアム」ってなんだっけという読者のために(筆者自身がそうだった)確認してみよう。
ちなみに、「auスマートパス」(月額税込409円)の上位プログラムが「auスマートパスプレミアム」(月額税込548円)で、「〜プレミアム」の方はプレミアムでない方よりも利用できるサービスや特典が多かったりする。「auスマートパス」の方は2020年10月1日で受付を終了している。
また、2019年12月からau / UQ mobile契約者以外でも利用できるようになっているが、一部利用できるサービスに差異がある。
auスマートパス主なサービス
- au Pay で使えるクーポン配信
- auPayマーケットで送料無料やポイント増量の特典
- フードデリバリーmenuで配達料・手数料無料、ポイント還元
- TOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマの優待割引
- 映像・音楽・電子書籍等のエンタメコンテンツ
- 最大50GBのデータお預かりサービス
ほか
※ auスマートパスプレミアムのみのサービスも含む。
筆者の場合、上記のauスマートパスのサービスはほとんど利用していない。では何のために加入していたのかと思い出してみると、上記のリストにはない「修理代金サポート」があるからだった。
前回auで機種変更した際に、万一の時に加入していたら少しは足しになるか、と以前より加入していた「auスマートパス」を継続していたのだ。
なので、それだけのために加入しているのだったら、もはや対象となるデバイスは手放してしまっているし、そもそも保証対象期間も超えてしまっていた。
これを機会にauスマートパスは退会しようかなと思ったが…
実は、事前登録すれば、au以外で購入したデバイスもこの「修理代金サポート」の対象になるのだ。なんなら、au / UQ mobile契約者以外でも、対象になるのだ(保証内容には差異あり)。
修理代金サポートに登録する
auでiPhoneを購入して、その時点でauスマートパスに加入(または継続)していれば、自動的にそのiPhoneはサポート対象になっているが、そうでなく他で買った場合には、事前に登録することでサポート対象になる。
アップルストアで購入したiPhone 14Proを「修理代金サポート」に登録してみよう。
「auスマートパス」アプリのホーム画面から「あんしん」を開くと、2つの「修理代金サポート」がある(下画像)。
左側の「修理代金サポート」はauでiPhoneを購入した際に「故障紛失サポートwith AppleCare Services & iCloud+」に加入しているユーザーが対象だ。そうでない場合(今回の筆者)は右側の「修理代金サポート(保険)」だ(下画像)。
「修理代金サポート(保険)の申請手続きへ進む」をタップして次の画面へ進む。
画面をスクロールして、「端末事前登録はこちら」をタップして次へ(下画像)。
「端末情報事前登録を申請する」をタップして…
申請する端末の電話番号を選択するプルダウンがあるが、ここで電話番号を選択した状態で次へ進むと、「ご利用の端末は端末情報事前登録は不要です。」と表示される(下画像)。
ここは、注意が必要なところで、ここでいう「ご利用の端末は…」というのは前回私がauで購入したiPhoneのことで、それは既に手放してしまっている。
なので、「上記以外の端末で申請される方」の方にチェックを入れ、次へ進み、登録に必要な情報を入力していこう(下画像)。
「申請完了」の表示が出たら申請完了だ。
上記画面の「端末情報事前登録画面」をタップすると「端末情報事前登録手続き中」の情報を確認することができる。数日して登録が完了すると、「現在、保険対象になっている端末」に表示が変わる(下画像)。
さて、この「修理代金サポート」だが、これだけのためにauスマートパスの加入を継続するならちょっと微妙かなあという保証内容ではある。
「壊れたiPhoneの修理代金を1回あたり10,000円(不課税)を限度として、2年間に2回までサポート」とのこと。
詳細は→あんしんサービス > 修理代金サポート(保険)とは?
保証期間は保証開始から2年間となっているが、保証対象がメーカー保証が利用できる端末なので、別途Apple Care+に加入していなければ通常は購入後1年で対象外ということになるのでは?
バッテリーの消耗による交換の場合、自然故障であるとき、故意または重大な過失による場合は対象外だという。
じゃいったいどういうのが対象なの?と思ってしまうが、うっかり落として画面が割れたとか水没したとかなのだろうか。
筆者はこれまで一度も画面割れや水没は経験していない。これからもない保証はないけれど、なくてもいいかなというのが正直なところだ。
「auスマートパス」は退会しようかな…
と思い始めているが、改めてサービス内容を見てみると、案外よさそうなものもある。
公式サイトで詳しく→auスマートパスプレミアム/auスマートパス
auの Wi-Fiに自動接続する「au Wi-Fiアクセス」では「auスマートパスプレミアム」限定でVPNを利用して通信傍受されるリスクを低減する機能が利用できる。
「auスマートパスプレミアム」だと、auPayで使えるクーポンも多い。筆者はauPayは利用する方なので使いではありそう。
筆者は、「〜プレミアム」ではない「auスマートパス」の継続利用なので、「〜プレミアム」にアップグレードしようか悩みどころだ。
どなたかのお役に立てば。